3月24日、1か月以上開かれていた3月定例市議会が終了しました。
予算にかかわる案件は、予算決算委員会での審議が終了していましたので、今日は予算を伴わない議案についての質疑となりました。
私は、企画教育市民委員会に付託されていた、「熊本市基本計画の改定」について質問しました。
2014年度から2018年度の5年間を対象とした、基本計画の内容です。合併による市域の拡大や政令市移行による今後の市の在り方を踏まえての見直しですが、パブリックコメントには寄せられた意見がたったの2人で、意見もほとんど反映されていません。
また、見直しに当たって開かれた「基本計画中間見直し検討委員会」は、昨年7月から10月までのわずか3カ月間に全体会・部会合わせて6回の開催でした。全庁的なことにかかわる基本計画であることや今後の市政の基本ともなる計画でありながら、あまりにも軽軽な検討のやり方です。
他の政令市では、政令市移行に伴う基本計画見直しは、計画全体を丁寧に見直すというものでしたので、熊本市のやり方はちょっとずさんです。
しかも、ほとんどまともな議論もされないままに、市の予算を400億円も投じることになるMICE整備が盛り込まれました。この点でも、重大な問題です。
さまざまな点で、今回の基本計画見直しは大いに問題アリです。
このほか、「消費税増税中止の意見書提出を求める請願」に賛成討論も行いました。
いよいよ、4月1日から消費税率が8%へと引き上げられます。景気低迷の中、低所得の人に大きな負担を求める消費税増税には、世論調査でも7割近い人が反対し、8割近い人が景気の先行きを心配しています。
景気回復にも、財政再建にも反する消費税増税は、絶対に認められません。
(質疑や討論は、市議団のHPで紹介いたします)
3月議会は終わりましたが、引き続き、桜町再開発への400億円の大会議場整備や花畑広場整備40億円のムダ遣いを徹底して正し、市民の皆様の要求実現に力を尽くしていきたいと思います。