上野みえこの庭

日本共産党熊本市議の上野みえこのブログです。

立野ダムの「危険性」に対する対応を・・・日本共産党熊本県委員会で国土交通省へ申入れ

2024-04-08 21:22:42 | 立野ダム問題
立野ダムの「危険性」に対する国の責任ある対応を
日本共産党熊本県委員会で国土交通省へ申入れ
4月4日、日本共産党熊本県委員会で、国土交通省へ「立野ダムの安全性について」の申入れを行いました。九州地方整備局河川国道事務所の野元総務課長が対応、国土交通大臣宛の申入れ書を手渡し、党からの要望内容を伝えました。



完成した「立野ダム」の安全性には疑問
立野ダムは、昨年7月の大雨の影響で、工事期間が延長しました。国交省の説明は「出水による塵芥・流木が工事用仮設備に堆積、基礎工事の施工量も増加など」と説明していますが、豪雨ともいえない降雨量の洪水で、なぜスクリーンに流木などが被さったのか、基礎工事の施工量が増えたのか、ダムの安全性の関わる問題として疑問です。
こうした状況を踏まえ、改めて完成した立野ダムの安全性について、国の責任ある説明と対応が求められます。

【申し入れで回答を求めた事項・指摘した点】
⓵想定外の豪雨と洪水による放流口が閉塞すれば、約3,000㌧の流木が下流を襲う危険があるのではないか。対応策はあるのか。
⓶2012年の北部九州豪雨規模の洪水や熊本地震レベルの振動で、ダムの安全性は確保されるのか。        
⓷国は、国家賠償法上の責任が問われる点も指摘しました。
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立野ダム建設強行への抗議と、住民への説明責任を果たすことを求める申し入れ

2023-12-15 20:22:09 | 立野ダム問題
立野ダム事務所は、事務方の責任者と総務課長が出てきましたが、「申し入れた内容を上に伝える」を繰り返すという不誠実な対応に終始し、何らまともな説明はありませんでした。
総事業費1300億円(もっと増えていると思われる)もの税金をつぎ込みながら、国土交通省の無責任な態度は許されるものではありません。

今回の申入れでは、ダム建設への抗議と併せ、
①11月1日から予定されていた試験湛水が延期になっていることへの説明を求める。予定では、1月中旬より始めるとのこと。
②試験湛水環境モニタリング調査の結果を公表し、住民への説明の場を設けること。
③引き続き、流域住民の安全安心確保のために、ダム以外の堤防かさ上げや河道掘削、流域への地役権型遊水地の建設、水田湛水事業の実施などを積極的に実施する。
④白川「緑の区間」の経験を生かして、総合的な「中心市街地洪水対策」を熊本県・熊本市との連携で検討・策定すること。
等を要望しました。

秋に、立野ダムの現地調査を要望していましたが、直前に断られ、建設が強行された立野ダムの現況を確認することすらできていません。
試験湛水の遅れは、工事の遅延によるとの説明もありましたが、1300億円と言われている工事費用の総額は、さらに膨れているとも考えられます。
国民の血税をつぎ込んだ事業です。事業費の現状も含めて、あらためて十分な情報提供と説明を行うべきと思います。
引き続き、「立野ダムによらない自然と生活を守る会」では、流域住民連絡会とも一緒に、抗議を続け、説明を求めていきます。
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「熊本にダムはいりません!」集会

2021-11-21 19:55:44 | 立野ダム問題
熊本にダムはいりません!
ダムでは命も清流も守れません
11月21日、熊本市中央区の辛島公園で、「熊本にダムはいりません!ダムでは命も清流も守れません」と、国土交通省や熊本県知事に訴える集会が開かれました。
ダムの問題点について、熊本県立大学名誉教授の中島熙八郎氏がお話された後、現地報告として「7・4球磨川流域豪雨被害者・賛同者の会」「坂本町被災者・支援者の会」と相良村・鮎漁師の田副さんの訴えがありました。
その他、川辺川・瀬戸石・立野・天君、それぞれのダムの問題点を各地から報告されました。
最後に集会宣言文を採択して、商店街アーケードをパレードしました。

【宣言文より】
私たちは、ダムに固執する国土交通省や蒲島郁夫知事に対して、「川辺川ダム・立野ダムでは命も清流も守れません。」「危険な瀬戸石ダムは撤去してください」「清流球磨川・川辺川、そして白川はみんなの宝!」という声を上げ続け、川辺川ダム・立野ダム建設中止、瀬戸石ダム撤去を実現し、清流を守り抜くことをここに宣言します。

「熊本にダムはいらない!」の声を上げ続けてきましょう!

    
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立野ダム建設は中止を!・・・・ダムによらない白川の安全な流域治水を求めて街頭宣伝

2021-08-21 15:37:21 | 立野ダム問題
8月21日、熊本市中央区中心商店街下通入口で、「ダムによらない白川の安全な流域治水」を求めて、「立野ダムによらない自然と生活を守る会」によるスタンディングが行われ、参加しました。
これまでは、街頭署名にも取り組んでいましたが、新型コロナの感染急拡大の中での行動ということもあり、スタンディングのみとなりました。
土曜の午後にもかかわらず、コロナ禍ということもあり通る人は少なかったのですが、多数の方が会でつくったパンフレットを受け取っていかれました。
毎年発生する豪雨・大雨災害、地球温暖化もあり、毎年激しくなっているように感じます。
会では、想定外の洪水には機能しないダムの危険性を指摘し、災害多発時代の安全な流域治水を呼びかけ、建設中の立野ダム中止を訴えています。
総事業費が1000億円を超える危険な立野ダム建設は、ムダづかい以外の何ものでもありません。
今からでもやめて、そんなお金があったら、新型コロナ対策にこそ全力を傾注してほしいと思います。
危険な立野ダムの建設は中止を!安全な白川の流域治水を!大型公共事業のムダづかいはやめて新型コロナに全力を!
この声をひろげていきたいと思います。

 


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気候変動に対応できず、危険な立野ダム建設は中止を・・・・日本共産党熊本県委員会・地区委員会で国へ要望

2021-05-30 15:33:19 | 立野ダム問題
5月26日、日本共産党熊本県委員会と県下関係の地区委員会で、国土交通省に対し、「気候変動に対応できず、危険な立野ダムの建設中止を!」求めて、オンラインによる申入れを行いました。
党熊本市議団からも、参加しました。
今年は、近年にも増して早い梅雨入りとなりましたが、梅雨入り早々から、警報の出る大雨に見舞われ、大雨への緊急対策や危険なダム建設がすすんでいることへの不安が募ります。
申入れでは、
1、雨期に備え、緊急の対策を講じること
  日頃から、河川の浚渫・掘削や堤防強化を求めてきましたが、合わせて、必要な場所への土嚢等の設置、情報伝達のための防災無線個別受信機設置への支援などを要望
2、「流域治水協議」にあたって、地域住民や専門家・学識経験者を加えるなど、開かれた住民参加のものとすること
3、すすんでいる立野ダム建設工事では、2021年度中に行われる「ゲート設置」について、費用や工事の内容、計画、契約状況などを広く、住民へも説明すること
4、流域治水対策として「田んぼダムや遊水地」について具体化すること
 球磨川流域では、「田んぼダム」の試験運用が始まりました。
 一方、白川流域では、遊水地や田んぼダムの具体化がなされていません。白川流域でも積極的に取り組むべきです。
5,気候変動に対応できない危険な立野ダム建設は、中止すべき
 昨年夏の熊本南部の豪雨災害で、想定外の豪雨がどこででも起こりうることが明らかとなりました。
 今年梅雨入りの大雨でも、県下や九州に線状降水帯が発生したことが報道されました。
 国土交通省は、温暖化が急速にすすむ気候変動の時代、想定外の災害が頻発する中で、「過去の災害経験を踏まえた対策から、気候変動などの将来のリスク予測に基づくものへ転換させる必要がある」との考えを示し、「持続可能な『流域  治水』への転換」を提唱しています。このことを踏まえるならば、昨年の豪雨を踏まえ、あらためて立野ダムの検証を行うべきです。そのことなしには、危険なダムをすすめるべきではありません。

田村貴昭衆議院議員と一緒に、県下の党役員・党議員で流域住民の声を届け、交渉しました。
住民には、情報が不足しています。近年懸念されている気候変動の問題でも、昨年の県南部の豪雨災害規模の雨量での白川水系の河川流量がどうなるのか、検証もされてません。速やかに検証し、結果を住民へ示し説明責任を果たすべきではないかと思います。そのこと抜きに、立野ダムありきで、このまま建設工事をすすめるべきではありません。
ダム建設にしがみついてきた国の姿勢は改めるべきです。
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