「庁舎整備に関する有識者会議」が答申・・・ 建替根拠「耐震性能を有していない」の結論には重大な問題

5月30日、第7回「庁舎整備に関する有識者会議」が開かれ、答申が決定されました。
出された答申の内容は、「現庁舎は、現行の建築基準法が求める耐震性能を有していないので、建て替える必要がある」というものでした。
しかし、建替えの根拠とされている「耐震性能評価」をめぐって、有識者会議が行った耐震性能分科会は、審議が非公開で、しかも、まともな検証がなされていません。
様々な問題がありますが、主な点をあげると、以下の2つです。

【市が行った2度の耐震性能評価の問題点】
⑴「現存する建物」の耐震性能評価になっていない
「現存する建築物に対するものでなければならない」というのが、耐震性能評価の基本中の基本です。熊本市役所本庁舎の場合、「設計図」と「竣工図」では、地下階の形状や杭に大きな変更があります。市の耐震性能評価は「設計図」で行われており、現存する建物の耐震性能評価となっていません。「竣工図」による評価が行われるべきでした。「設計図」での評価は、基本を逸脱しています。
⑵「耐震壁」として利用できる地下連壁の効果を無視
市庁舎地下には「地中連続壁」があることが明らかになりました。しかし、2度の市の耐震性能評価は、地中連続壁の効果を全く無視しています。市庁舎の「竣工図」には「地下連続壁は、短期荷重時には耐震壁として利用できる」と明記されています。地下連続壁の効果は、当然考慮すべきです。地下連壁を無視した評価は、不正確です。

市の誤った耐震評価を追認した「耐震性能」検証は問題
有識者会議の耐震性能分科会は、市が行った2度の耐震性能評価の結果を追認しただけのものです。
重大な問題のある市の評価結果を追認した検証は、到底「検証した」と言えるものではありません。

非公開の「耐震性能分科会」結論には納得できません
根拠に疑義がある「建替え」はすすめるべきでない
建替えの根拠「耐震性能」の検証は、すべて非公開でした。どんな資料で、どんな議論が行われたのか不透明なままでだされた「耐震性能を有していない」という結論には到底納得できません。
　有識者会議の答申には、「検討プロセスの各段階で、丁寧な情報提供に努めるべき」と書かれていますが、情報提供に一番背を向けているのは、「有識者会議」です。建替え根拠に疑義が持たれる市役所建替えはすすめるべきではありません。

大軍拡、大増税、悪法成立を許すな‼︎ 5・29市民行動に参加

岸田政権が、大軍拡・大増税、悪法を次々と強行しようとする中で、5月29日に市民行動実行委員会主催による「大軍拡、大増税、悪法成立を許すな！市民行動」が行われました。
政党からは、日本共産党、立憲民主党、社民党、新社会党が参加し、連帯の挨拶。
下通のシャワー通り入口で集会の後、熊本市中心商店街の下通アーケードを通町までパレードしました。

江津湖公園・芭蕉園の景観を守る・・・利用者の要望を受け､土木センターと現地調査

江津湖公園の芭蕉園の景観を大切にしてほしいと要望があり､土木センターと一緒に現地調査を行いました。
現状を見ながら､具体的に要望を伝えました。
今年３月末に強剪定が行われて､芭蕉の植え込みがスカスカになっていました。
利用者から、「芭蕉園の魅力は、鬱蒼とした芭蕉の林。スカスカでは景観が台無し」との指摘がありました。
土木センターと管理している造園協会で話し合いながら､剪定されていましたが、今後は利用者の指摘にも添いながら管理していただくことになりました。

　　

また､壊れていた階段の修理が中途半端になっていたので、こちらも利用者の安全のためにも､修理をしていただくことになりました。



江津湖公園は､身近なところにある市民の憩いの場です。
自然や歴史・文化､遊びを体験できる場として､大切に管理してほしいと思います。

6月熊本市議会の日程が決まりました

2023年第２回定例会の日程が決まりました
５月16日の議会運営員会で、新しい構成による初めての議会・第２回定例会（６月議会）の日程が決まりました。止まらない物価高騰の中、苦しい市民生活をどう守るのか、住民要求の実現に向けて、4月の市議選で掲げた公約実現の立場で、みなさんの声を議会へしっかり届けます。
率直なご意見・要望・実情など、お寄せください。
【日程】
６月16日 開会日・本会議
20日 一般質問 ①北川（熊自）②山内（市民）③高瀬（公明） 　　
21日 一般質問 ①小佐井（自民）②いせり（共産）③筑紫（参政）
22日 一般質問 ①井坂（無所属）②島津（市民）③木庭（公明）
23日　一般質問 ①齊藤（自民）②村上（市民）③古川（自民）
26日　一般質問　①落水（自民）　　　　　
28日　予算決算委員会分科会・常任委員会（請願・陳情の趣旨説明）
7月４日 　予算決算委員会・しめくくり質疑
６日 　最終日・本会議（質疑・討論・表決）

＊請願締め切りは、６月16日（金）午後5時
＊陳情締め切りは、６月22日（木）午後5時
　☆請願・陳情の趣旨説明は、６月28日の分科会・常任委員会の冒頭になります。

いせり栄次議員が一般質問を行います
日時：６月21日（水）午前11時10分～12時10分まで
場所：熊本市役所議会棟・本会議場（傍聴席は5階）

議会の傍聴について
●本会議は、本会議場傍聴席（議会棟5階）で直接傍聴できます。
＊インターネット中継ならびに録画放映もあります。（熊本市議会HP)
●委員会は、市役所議会棟のモニター傍聴とYouTube配信があります。
（モニター傍聴は、委員会毎に場所が違います。詳しくは、議会事務局へお尋ねください。☎328-2687）

「憲法9条こそ人類の希望」・・・念仏者9条の会・非戦平和を願う真宗門徒の会合同全国集会

5月22日、「念仏者9条の会・非戦平和を願う真宗門徒の会合同全国集会」が開かれました。
ZOOMで行われた熊本会場で参加しました。
記念講演は、「憲法9条こそ人類の希望」と題し、「9条の会」世話人の伊藤千尋さんがメイン会場でお話されました。



ウクライナ戦争の教訓として、「軍隊があっても攻められる、強力な軍隊でも勝てない」
ウクライナ戦争に便乗して軍拡、改憲を図る日本政府・・・軍拡に狂奔する岸田政権、防衛費倍増で世界第3位の軍事大国に
「軍隊で国を守る」で国は守れない、9条は国を超えて人類を守る
世界に広がる憲法9条の碑

　

本当に軍隊をなくした平和国家・コスタリカ・・・3つの国の戦争を終わらせノーベル平和賞を受賞、国連核兵器禁止条約を提案した大統領
アフガンで活躍した中村哲医師に学ぶ・・・安倍政権に対し「こんなバカな政権はない。憲法に従う義務はあっても、政権に従う義務はない」　　　　　　　　　



岸田政権が大軍拡・大増税に走る今、「念仏者9条の会・非戦平和を願う真宗門徒の会」は呼びかけます。
今、平和憲法・九条　最大の危機
今声をあげずして、いつ声をあげるのか
憲法9条こそ人類の希望であると。