前市長のもと、多くの市民の反対を押し切り、強行された熊本市産業文化会館の閉鎖・解体の違法性を問う裁判が、いよいよ結審を迎えようとしています。
これまで法廷での口頭弁論が行われて来ましたが、終結を前に、裁判所から、判決の日程延期の通知が来ました。
年間30万人が利用し、手軽な利用料金で市民の利用しやすい施設として愛され使われて来た建物です。わずか20数年で閉鎖されて解体というのは、本当に理不尽です。500億円近くかかるMICE施設は利用料金も高くなるので、一般市民は利用したくても利用できません。かけがえのない市民の財産を、存続を求める市民の声に耳を貸さず廃止・解体した市長の責任は重大です。
議会に対しては、耐震化は難しくお金もかかると説明してきたことの内容にも疑問点があります。
市民や議会に偽って、解体を進めた前市長のやり方は詐欺的行為ともとれるものです。
こんなやり方で、市民の税金でつくった建物を壊されては、たまったものではありません。
いよいよその是非について、審判が迫っています。
今回、3月30日は、開廷前に「進行協議」が行われます。
※「進行協議」とは、法律上は民事訴訟規則95条以下に根拠があり、簡単に言えば口頭弁論(いわゆる法廷での普通の裁判)以外で、事件の争点整理、争点と証拠の関係など、裁判上必要な問題について当事者双方を呼んで、事前に整理するという手続きです。争点がたくさんあり、証拠もたくさんある裁判では、法廷での裁判だけではなかなか整理ができないので、このような進行協議というのを使うようです。
3月30日・当日の日程は、以下のとおりです。
進行協議:午後1時から(裁判所内で)
門前集会:午後1時10分から(正門前)
★終了後に報告集会もあります。
是非多くのみなさまにご参加いただき、裁判の行方を見守っていただきたいと思います。
どなたでも参加できますので、どうぞよろしくお願いいたします。