上野みえこの庭

日本共産党熊本市議の上野みえこのブログです。

市庁舎建替え問題・・・有識者会議の耐震性能分科会の会議録開示を求める裁判

2023-07-31 20:57:24 | 熊本市庁舎建替え問題
市庁舎建替えにかかる有識者会議・耐震性能分科会の会議録は公開すべき!
7月31日、熊本地方裁判所で熊本市役所建替えにかかる有識者会議の耐震性能分科会会議録の開示を求める裁判がありました。
訴えたのは、2度の「本庁舎耐震性能評価」費用の返還を求める裁判を行っている「庁舎建て替えを考える会」のメンバーです。

市長の諮問機関として設置された「本庁舎等整備の在り方に関する有識者会議」で、建替えの是非に関わる本庁舎の耐震性能評価の検証を行った「耐震性能分科会」は、7回の会議すべての審議が非公開でした。
結論として出された「耐震性能分科会の取りまとめ」では、部分的な要点を記載したものが掲載されていますが、詳細な会議録は一切公表されていません。
耐震性能分科会の会議録の公開を求めた情報公開の「文書不開示決定通知」では、「今回開示すれば、今後同種の会議において、個々の発言等が公開されることを恐れ、率直な意見交換が行われなくなる。」とか、「会議における未成熟な議論をそのまま公開することは、市民に誤解を与え、混乱を生じさせる。」などと書かれていました。
公の会議とは思えない理由で「不開示」となっていることに対して、裁判では「会議録の開示」を求めています。
被告である熊本市は、書面すら出さない状態で、極めて不誠実です。

耐震性能分科会会議録を公開しては「まずい」ようです・・・「非公開」は異常!
裁判の様子を見ても、耐震性能分科会の内容は公開すれば「まずい」ものであることが窺えます。
市民の税金を使って開いた有識者会議の耐震性能分科会、会議録の公開は必須です。
有識者会議の会議録を公開していることからしても、耐震性能分科会だけが「非公開」なのは、異常です。


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市民の声が届く市政に・・・「市長とドンドン語ろう」

2023-07-28 15:00:50 | 熊本市政
7月8日を皮切りに、市内5カ所で「市長とドンドン語ろう!」が開かれました。
「熊本市の未来について考える」と題し、次期総合計画の策定に向けて市民の意見を聞くものです。
私は、7月22日に開催された熊本市動植物園での会に参加しました。

熊本市の「総合計画」は、熊本市のめざす将来像を描くとともに、その実現のためのまちづくりの方向性や主な施策を定めたもので、「市政運営の基本指針」ですべての計画の最上位に位置付けられる計画です。
現在の計画は、2016年度から2023年度を計画期間とした第7次計画で、現在2024年度から2031年度までを期間とする「第8次総合計画」の策定がすすめられています。

「ドンドン語ろう!」では、「子ども・子育て」「TSMCの進出」「交通」「災害・防災」「本庁舎等の整備」「その他」の6つのテーマについて、報告があり、意見交換が行われました。
しかし、時間が1時間30分と決められており、報告の後の意見を述べる部分では、「お一人1分でお願いします」と前置きがありました。
もちろん、1分で意見を述べるのは極めて難しく、たいてい2~3分は意見を述べられました。
ひとつのテーマに、2人から4~5人程度で、それでもどのテーマも時間を超過しました。
「総合計画」という最重要計画の意見聴取でありながら、1人1分、1テーマ数人の意見聴取というのはあまりにも不十分と思われます。
「どんどん語ろう!」と言いながら、充分な意見聴取はなく、市長だけが持論をドンドン語ったような会でした。

しかも、急遽、テーマの一つに市政の重要課題である「市庁舎建替え問題」を加えられましたが、このテーマでも消化不良の意見交換でした。

「次期総合計画」においても、「市庁舎整備」についても、いずれも大変重要なテーマです。
1つの区に1ヶ所、わずか50人の枠で、事前に申し込まなければ参加することもできない会を開いて、市民意見を聴取するやり方は、極めて不十分であると言わなければなりません。

市政の主人公は「市民」、充分な市民の意見聴取を!
引き続き、庁舎整備問題と総合計画への意見聴取は、それぞれに分けて丁寧な市民意見の聴取を行うべきです。
市政の主人公は、「市民」です。
市政の重要な課題の方向は、市民が決めていく、そうなるような意見聴取の場を設けてほしいと思います。


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熊本の地下水は大丈夫?・・・田村貴昭衆議院議員とTSMCの現地調査

2023-07-26 19:16:10 | 熊本の地下水
「枯渇」「汚染」・・・TSMCの進出で熊本の地下水は大丈夫?
田村貴昭日本共産党衆議院議員と現地調査 
7月21日、日本共産党熊本県委員会・熊本市議団・菊陽町議で田村貴昭衆議院議員とともに、国が4700億円もの支援をして誘致されるTSMCの現地調査を行いました。
併せて、周辺で農業を営む方の聞き取りも行いました。



【地域住民の声】
菊陽町でニンジンや米等を栽培されているTさんは、100mの井戸を掘って、ポンプで地下水を汲み上げ、農業用水にされています。「地下水が減少すれば、枯渇とまではいかなくても、ポンプで汲み上げることが難しくなる」と、農業への影響を心配されています。
1日12,000トンという約5万人の飲料水に匹敵する地下水の汲み上げは、74万市民の水道水への影響に止まらず、様々な分野に影響すると思われます。

TSMCと県・菊陽町・熊本地下水財団との「地下水協定」には、確実な実行に不安が残ります
今回の県・菊陽町・熊本地下水財団とTSMCとで結ばれた「地下水保全協定」は、水田湛水へTSMCの財政支援が定められています。しかし、具体的な点が一切記されていません。
白川中流域では、これまでも熊本市・大津町・菊陽町水循環型営農推進協議会の「白川中流域水田湛水推進協定」に基づく水田湛水による地下水涵養事業が実施されてきました。
月に400haの湛水事業が行われています。
さらに12,000トンの汲み上げに対し、どの程度の湛水事業が必要となるのか、具体策もなしでは、住民の不安に応えることはできません。

大規模な開発と、今から起こっている渋滞問題
工場予定地周辺は、この1年大幅に車の通行量が増え、生活道路への影響もあり、通学時の事故の心配もあります。
現在工事がすすむTSMC周辺には、すでにソニーや東京エレクトロンがあり、約1万人が従事、隣接する駐車場には7,000台が駐車しています。
TSMCやその第2工場の誘致は、周辺地域はもちろん熊本市域にまで深刻な渋滞の影響が予想されます。
第2工場や関連企業の誘致がすすめば、農地が大規模に開発されて、車の渋滞はさらに深刻化するでしょう。

TSMCの工事が行われている現地の様子を見ながら、地下水の枯渇・汚染・周辺地域の渋滞による住民の安全確保、農業への影響など、さまざまな点から、県や国、そして当事者であるTSMCが住民の不安に応えていくことが求められています。

  
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「消費税5%への減税・インボイス制度中止」を求めてスタンディング

2023-07-25 11:07:38 | 住民とともに
7月24日、毎月定例となっている「消費税をなくす熊本の会」の「消費税5%への減税・インボイス制度中止を求めるスタンディング」に参加しました。
新型コロナも、感染が拡大傾向にあり、今後地域経済がどのようになっていくのか、まだまだ不安が続きます。
回復途上にある経済に活気を取り戻すために、景気効果抜群と言われる「消費税5%への減税」浜lちゅたなしです。
世界では、コロナ禍の景気対策として「付加価値税」(日本の消費税)を減税するする国が増え、100ヵ国を超えました。
その他、レストラン・飲食店の税率を軽減する国や、中小企業・個人事業主の税率を減免・免除する国もあります。
一方、日本では大軍拡・大増税で、暮らしにも経済にも、逆行しています。
消費税5%への減税、10月からのインボシス制度は中止を!の声をさらに広げていきましょう!


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熊本バレエ研究所・2023年サマーバレエコンサート

2023-07-24 16:37:55 | 街の風
久しぶりにご案内をいただき、熊本バレエ研究所のサマーバレエコンサートを観に行きました。
子どもや孫たちと、夏の一日、素晴らしい舞台の出会いを楽しみました。
県下各地にある熊本バレエ研究所の夏の大発表会であるサマーバレエコンサートには、小さな子どもたちから、大人まで多彩な出演者によって構成され、熊本バレエOBで東京シティ・バレエ団プリンシパルの吉留諒さんをお迎えしての舞台でした。
プログラムは、「のどかな休日」「美しく青きドナウ」と「小品集」。
どれも、かわいくて素晴らしくて素敵でした。
バレエは、舞台の総合芸術と言われます。素晴らしい文化が地域に育っていくよう、舞台芸術への公的な支援をもっと拡充されていくよう様々な場面で、発言していきたいと思います。
サマーバレエコンサートには、うれしいニュースとして、長年熊本バレエの代表として、熊本の文化に貢献されてきた伴征子先生の「くまもと県民文化賞」受賞が報告されました。
先生には、これからももっと頑張っていただきたいと思いました。
おめでとうございます。
私も、観る側から引き続き応援していきたいと思います。


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