上野みえこの庭

日本共産党熊本市議の上野みえこのブログです。

「性暴力」について考えたジェンダーカフェ

2023-06-26 12:49:19 | 住民とともに
6月24日、熊本市中央区出水ふれあい通りにあるカフェレストラン「みなみのかぜ」で、熊本でフラワーデモの中心になってきたフェミニストカウンセラーのふかうらあつみさんをお迎えして、第2回目となる「ジェンダーカフェ」がありました。

今回のテーマは「性暴力について考えてみませんか?」
ふかうらさんからは、熊本で2020年から取り組まれてきた「フラワーデモ」のこと、そのきっかけとなった、全国各地の性被害事件と、それぞれの事件に対する裁判の様子について詳しくお話がありました。
法の不備から、被害者の立場に立った判決がなかなか下されない問題。
現状に合った法改正を求めての取り組み。
明治40年、女性が圧倒的に不利な立場におかれていた160年も前の刑法が、長く改正されずに来たこと。
2017年(H29)、110年ぶりに改正されたものの、わずかな改正で、現実に合ったものには程遠かったこと。
それが、2023年の法改正で、さらに前進し、「面会要求罪」「撮影罪」が新たに加わり、「強制性交等罪」について躯体的な8つの行為が規定されたことや、性行同意年齢が13歳から16歳以上に引き上げられ、公訴時効が5年から10年に延長されました。
今後は、さらに5年後に法の見直しが行われることが規定されています。
性被害の当事者と、それを支援する人たちの粘り強い取り組みの中で、「性被害を許さない」という法が一歩づつ前進しています。

ジェンダーカフェでは、好評の「ジェンダー平等かるた」も毎回楽しんでいます。
お話の後のティータイムも、話の花が咲きました。
まだ話したいことはあるけれど・・・と、名残惜しい気持ちでの閉会になりました。
ジェンダー平等を願って集まるささやかな時間です。
次回は、どうぞご参加ください。

   
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