上野みえこの庭

日本共産党熊本市議の上野みえこのブログです。

熊本市庁舎の建替えに、市民は納得していません!・・・熊本市民連で建替え中止を求めて申入れ

2023-06-28 21:37:57 | 熊本市庁舎建替え問題
6月27日、「平和と民主主義・くらしを守る熊本市民連絡会(熊本市民連)」で、「市庁舎の建替え方針撤回と建設中止を求める要望」を熊本市へ提出しました。
要望書を手渡した後、熊本市民連の構成団体である各参加者から、意見が述べられました。
市からは、深水副市長が対応しました。
コロナ禍に続く物価高騰によって市民生活が厳しいときに、なぜ市庁舎の建替えを急ぐのか、市民にはとうてい理解できません。
暮らしを守り、安心して子育てができる熊本市にするため、暮らし・福祉・教育を最優先することこそ必要です。多くの市民が疑問視し、反対している市庁舎建替えは中止し、市民のくらし・福祉優先の市政への転換を求めて、以下の点を要望しました。



【参加者の声】
・なぜ、有識者会議の耐震性能分科会は「非公開」にされているのか?熊本地震で何の損傷もなかった市役所を、なぜ壊して建替えなければならないのかわからない。
・耐震性能分科会は、オープンでない。私たちは、顔も見ていないし、市民に姿が見えない。本当に開かれたのかすら、疑問に思う。
・桜町再開発とその周辺に500億円も投入して間もないというのに、今度は市役所の建替えに430億円も使うのか。市民連で、学校給食無償化、子ども医療費の完全無料化、市営住宅の改善や身近な道路の改修などを要望すると、どこの部署からも「お金がない」と言われる。熊本市は、5,000億円という過去最高の借金を抱え、貯金にあたる基金は本来100億円は積み立てる必要があるはずなのに、37億円しかない。普通の家を建てる時に、借金だらけで貯金がない状態ならば、家は建てられない。
・市民説明会は、小学校区ごとに開いて、説明を尽くしてほしい。
・市民は、「もう建替えは決まってしまっているもの」という理解の人と、「建替える話があること」すら知らない人もいる。
・県下で一番古い庁舎の玉東町は、住民サービスが充実していて暮しやすさで人気がある。

【要望内容】
1、 市民の声も聞かずに市長の独断で決めた「市庁舎を建替える方向ですすめる」という方針は直ちに撤回すること。
2、 建替えの根拠となっている耐震性能について審議した「市庁舎整備関する有識者会議・耐震性能分科会」の議事録を直ちに公開し、2017年・2020年の2回にわたる耐震性能評価の検証がどのように行われたのか、耐震性能評価の検証について説明責任を果たすこと。
3、 過去最悪の借金財政となっている今、430億円もかかる市庁舎建設はやめて、暮らしや福祉・教育・子育て・地域経済応援の市政をすすめること。
4、 市庁舎建替えの是非は、住民投票で決めること。
5、 市庁舎建替え問題は、熊本市の最重要課題であり、全市民を対象にした説明会・意見聴取を行うべき。市民センターやコミュニティーセンター等を活用して、少なくとも全小学校区での説明会開催を要望します。
  合わせて、説明会に足を運ぶことができない人を対象にその他の手段を使い、充分な説明を行った上での意見聴取を行うこと。
コメント (1)
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