宝石ざくざく◇ほらあなJournal3

ロシア語をはじめ、外国語学習に関するあれこれを書いておりましたが、最近は…?

なぜか覚えている

2015年10月12日 | 
昨日、田島貴男さんがギターを弾くときの左足の動きに注目したと書きながら
(コケたときの足大丈夫かな・・・)
「そういえば中野翠さんがローリング・ストーンズの人の足の動きについてなにか書いていたな」
とふと思い出し、久しぶりに『私の青空』を手に取った。

ありました。
「ミックとキース・頭脳と心」というコラムで、1990年2月のローリング・ストーンズ東京ドーム公演に行ったときのことを書いている。

(引用)
何といってもウケたのはキースのギターの弾き方で、細長い体をフワーッ、フワーッと泳ぐように揺らして弾く。それがすごくカッコいいような、おかしいような。

キースが時どき肩をクイッとあげるのを、友人は「あれって”肩凝ったなぁ”みたいじゃないかぁ!?」と言っていたが、私はキースが時どき足を宙に浮かしてバランス取ってるのを、「あれって”フロの湯かげんどうかなぁ”みたいじゃないかぁ!?」と思った。
(引用終わり)

ハハハ
私が描写したいと思った動きじゃなかったけど、これをきっかけに前後ページも読んで、やっぱりこのころの中野さんの文章はいいなー好きだなーと再認識した。
『迷走熱』の最初に「犬小屋にジッとしていられないストレイ・ドッグ」とあるけど、好奇心旺盛な犬がそこらをクンクンかぎまわったり、大喜びで走り回ったりしてる、そんな姿をほうふつとさせる文章なのだ。

1990年のミック・ジャガーとキース・リチャーズは46歳だったらしい。ひぇーっ(というのはそれが今の私の年齢だから)

2000年の10月に私は遅ればせながら初めて自分でウェブサイトをつくり(たしかウィンドウズ98に入っていたフロントページエキスプレス(だったっけ?)というのを使って、その後ホームページビルダーを購入したような)、中野翠さんの紹介をコンテンツのひとつとしたのであった。
2003年くらいから放置してそれっきりなんですが・・・(^^;;

またこれをきっかけに、中野翠さんの印象深い文章の断片を、随時集めていこうかな。

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