東京多摩借地借家人組合

アパート・賃貸マンション、店舗、事務所等の賃貸のトラブルのご相談を受付けます。

レオパレスと地主が勝手に境界上の植木を伐採し、ブロック積む

2008年03月14日 | 最新情報
 町田市小川で50坪を借地している五十嵐さんのところに、今年の1月にレオパレス21町田店より自宅の北側の地主の土地に共同住宅を建築するための「建築計画のお知らせ」が届けられました。

 その後、地境に植えられている植木の枝が越境しているので伐採してほしいとの要望があり五十嵐さんは快く枝を掃いました。ところが、営業している理髪店がお休みで五十嵐さんが外出中に、レオパレスは植木を根から伐採し、勝手に測量した地境にブロック塀を途中までつくってしまいました。

 地主に抗議すると、「これで勘弁してくれ」とお金を置いていったり、「あなたの親父の墓にあやまってくる」と分けのわからないことを言い出す始末。五十嵐さんはお金をつき返し、組合に相談し、早速組合から内容証明郵便で「借地人の同意の得てない境界は一切認められない。塀の築造を中止し、借地人と協議の上境界線を明確にしてください」と通知しました。

 レオパレスは五十嵐さんに誤り、測量士を伴って以前の測量図面を修正したものを持って組合事務所を訪問して説明しました。2月27日に現地で地主とレオパレス、五十嵐さんと組合役員と測量士が立ち会い、水糸をはって地境を確認しました。その後、境界確認書を双方で署名捺印し、境界がはれて確定しました。この結果、五十嵐さんの借地面積は50・86坪となりました。すでに築造したブロック塀は撤去し、境界線の外側に沿ってブロック塀を作ることも確認しました。



借地借家の賃貸トラブルは

安心して相談できる

東京多摩借地借家人組合  042(526)1094 

 相談は月~金の午前10時より 相談料は無料 会員制
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

町工場の借地人、更新料経済的に支払えない 法定更新に

2008年03月14日 | 契約更新と更新料
 大田区本羽田1丁目に宅地231平方メートルを賃借して、鉄鋼関係の工場を営み親から相続で権利を継承した新谷さん兄弟は、地主から高額な更新料を請求された。

 この地区は戦後日本の高度成長を支えた京浜工業地帯だが、今では長期不況の影響を諸に受けて、工場跡地に高層マンションが立ち並ぶ住宅地域に変わりつつある。このような変化もあってか、請求される更新料は高額だ。

 新谷さんは昨年請求された際、更新料の支払いは経済的に困難と回答し、地代の受領を拒否されれば供託する旨を伝えた。しかし、地主代理人弁護士から、更新料の協議不調の上、地代が滞納していると指摘され、土地を明渡すなら賃借権を買い取ると通告された。

 直ちに、新谷さんは、これまで地主が6ヵ月分毎に地代を集金していたことを指摘し、地代滞納の事実はないこと。すでに提供した地代が返金され、受領拒否が確認できたので供託することを決断。さらに、契約更新時に借地上に建物が現存していることを主張し、賃貸借契約の更新請求を内容証明郵便で行った。すでに契約は法定更新されて今日に至っている。

 新谷さん兄弟は、地代を供託し、契約の更新請求したことで、落ち着いて仕事が出来ると笑顔を取戻した。


借地借家の賃貸トラブルのご相談を

東京多摩借地借家人組合

一人で悩まず  042(526)1094 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする