東京多摩借地借家人組合

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新地主「俺が地主だ、土地を買うか、借地権を売るか」と脅迫

2011年10月13日 | 明渡しと地上げ問題
 大田区羽田地域に居住し、約30坪を賃借しているNさんは、大正時代に地主の勧めで借地することになった。

終戦後火災で滅失するが、大工であった地主の手で新築される。その約10年後には地代の支払いが大変ならばと二階部分の建増しを勧めてくれた。その地主もNさんの親もなくなり、世代交代して数年経過した。平成2年突如「俺が地主だと、土地を買うか借地権を売るか」と喚きたてられて驚き、知人に組合を紹介された。組合員になったことを地上げ屋に伝えるその後は何事もなく、指定された口座に地代を振込むだけでよかった。

しかし、今年8月Nさん宅を訪れた建設会社の社員が、貴方の地主から土地譲渡を勧められているので、今後どうするのか問われて組合役員同席で交渉。借地契約の継続は当然権利との主張で契約書の作成を了承したのにも関わらず、後日Nさん宅を訪れて「買うか売るか」と迫る社員に契約の継続を通告。「鍛えられて強くなった」とNさんの頼もしい一言。(東京借地借家人新聞10月号より)



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