東京多摩借地借家人組合

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小平市で借地借家問題市民セミナー開催 切実は更新料問題の相談

2016年07月02日 | 借地借家問題セミナーと相談会
 組合主催の「借地借家問題市民セミナー」は、4月30日の八王子市を皮切りに、5月20日には武蔵野市で、6月26日は小平市で開催しました。

 小平市小川西町公民館で開催したセミナーには、新たしい参加者と組合役員を含め11名が参加しました。

 小平市の地元の役員の寺崎さんの司会で開会され、同じく地元の田辺副組合長が開会挨拶をしました。細谷事務局長より、プロジェクターを使って借地借家人のための法律知識として民法・借地借家法・消費者契約法について講演しました。昨年秋にNHKの朝の「お早う日本」でも取り上げられたブラック地主・家主問題と底地ビジネスの報道番組が再生され、借地借家人が借りている土地や建物を地主や家主から買い取るビジネスが横行している実態を知らせ、背景には相続税の増税で貸している土地や建物を維持できなくて、安くても、底地買い業者に売却する動きが加速していることを説明しました。テレビ・新聞等の報道で、さすがに「借りたものは返せ」という露骨な脅しは減ってきていますが、今後も底地買いや地上げ事件は減ることはなく、借地借家人は組合に加入し、不動産業者の口車にのらないよう注意するよう呼びかけました。

 参加者の質問では、契約の更新や更新料問題を心配する人が多く「11年前に更新料を200万円払って更新したが、あと9年後の更新の時に同じような金額の更新料を支払えるか心配だ」等に対して、組合役員からは「次の更新時に更新料をいくら支払うとか約束していなければ、無理して更新料を支払って合意更新しなくても法定更新すれば更新はできる」とアドバイスしました。組合に入って頑張りましょうと励ましました。その他、親が亡くなって空き家になった借地をどうしたらよいか等の相談も増えています。

 組合では引き続き、多摩の各地でセミナーを開催する予定です。7月は23日(土)午後1時半から福生市民会館(青梅線牛浜駅徒歩5分)で開催します。(東京多摩借組ニュースより)
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