八王子市千人町に住む中村さん(仮名)をはじめとする借地人6名に、今年4月旧地主・新地主連名で土地を売却したとの文書が送られてきた。
新地主のT社から挨拶に来た社員は、関西弁で威圧する典型的な地上げ屋で、どうしたらよいかみんなで悩んでいたところ、6名の中の1人が近所に親戚の組合員がいて、組合員の紹介で早速組合に相談。組合では、5月に説明会を開き、6世帯全員に集まってもらい、全員組合に入会するとともに、今後の対策を相談した。組合がT社との交渉も地代の支払いの窓口になることを確認して、組合役員がT社の社員と面会した。話して見ると、T社は地主と売買の手付は支払っているが、所有権を移転していないことが判明。T社は地主の代理として組合事務所に集金に来ることを確認した。
組合ではT社に対して6人全員底地の買取りを拒否する旨を話し、地代の集金を9月分まで行った。10月に入り、T社の社員は「E社に土地を売却したので地代の集金には来ない」と連絡してきた。確かに10月31日付で土地の所有権はE社に移転している。
11月末に中村さん達は組合役員立会いの下でE社の社員が来て説明会を開いた。E社の社員は31歳の若者で「我社は無理やり追い出すようなことはいたしません」と言明。来年に入ったら土地の測量を行いたいと述べ、地代については振込みでも集金でもOK。今後の交渉は組合を通じて行うことを確認させた。
(東京借地借家人新聞12月号)
底地買い・地上げ問題のご相談は
東京多摩借地借家人組合
電話 042(526)1094
新地主のT社から挨拶に来た社員は、関西弁で威圧する典型的な地上げ屋で、どうしたらよいかみんなで悩んでいたところ、6名の中の1人が近所に親戚の組合員がいて、組合員の紹介で早速組合に相談。組合では、5月に説明会を開き、6世帯全員に集まってもらい、全員組合に入会するとともに、今後の対策を相談した。組合がT社との交渉も地代の支払いの窓口になることを確認して、組合役員がT社の社員と面会した。話して見ると、T社は地主と売買の手付は支払っているが、所有権を移転していないことが判明。T社は地主の代理として組合事務所に集金に来ることを確認した。
組合ではT社に対して6人全員底地の買取りを拒否する旨を話し、地代の集金を9月分まで行った。10月に入り、T社の社員は「E社に土地を売却したので地代の集金には来ない」と連絡してきた。確かに10月31日付で土地の所有権はE社に移転している。
11月末に中村さん達は組合役員立会いの下でE社の社員が来て説明会を開いた。E社の社員は31歳の若者で「我社は無理やり追い出すようなことはいたしません」と言明。来年に入ったら土地の測量を行いたいと述べ、地代については振込みでも集金でもOK。今後の交渉は組合を通じて行うことを確認させた。
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