東京多摩借地借家人組合

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家賃の値上げ連名で拒否したら、家主が訴訟を起こすと脅迫

2018年01月22日 | ブラック地主・ブラック家主
 杉並区阿佐ヶ谷の川上さん(仮名)は、現在の賃貸マンションに約10年前から住んでいた。

今年の春に、家主の変更があった途端に、新家主から家賃の値上げが請求された。前家主が「家主が変わるけれど今まで通りの家賃でいいですよ」と言われたことを新家主に伝えると、私はそのようなことは聞いていないと話し合いには応じない姿勢を示した。ネットで検索し組合に相談に来た。

家賃の値上げ・値下げは双方の合意が原則であり、一方的な値上げは認められない旨を相手に通知すること。その際、一人より二人、多くの連名で通知した方がいいとアドバイスをした。結果、四名居住者の連名で新家主に通知した。

それから、半年後「通知書に無理やり押印させられた」と退去者が出たことを理由に、家主は「首謀者としてその責任を取らなければ訴訟を起こす。回避したければ値上げを認めろ」という通知が年末に送られてきた。

川上さん、組合と相談しながらこのような脅しには屈しない決意で頑張ることにした。(東京借地借家人新聞1月号より)


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