安倍首相は今年の国会の施政方針演説で憲法改正について「50年、100年先の未来を見据えた国創りを行う。理想の姿を語るのは憲法です」と憲法改正の審議を前に進めるよう訴えました。
憲法学者の中には、「理想は一つではなく、特定の理想を書き込まないのが立憲主義的な憲法である」と述べています。安倍首相は歴代の首相と異なり、なぜ憲法「改正」に固執するのか、国民に自分の理想を押し付けようとしているのではないかと違和感を感じる人も多いのではないでしょうか。
憲法9条が最大のテーマですが、安倍首相が主張する憲法9条1項と2項を残し、3項に自衛隊を明記するとの主張はそもそもどのような意味を持つのか。自衛隊は戦力ではなく「実力組織」であるとはどういうことか。戦力と実力組織の違いは何か。憲法9条の改正で、海外でも武力行使が無制限になるのか等々、私たちにとって大変理解するのが大変です。
仮に国会で憲法改正案が発議され、国民投票となれば賛否が私たち一人一人に問われることになります。国民投票は英国のEU離脱問題のように感情に左右される危険があります。憲法は圧倒的な国民の賛同と納得を得て改正すべきであり、時の政権の信任投票になってはなりません。講師の植木先生には安倍首相や自民党が検討している改憲案について分かりやすくご説明いただき、珈琲とお茶菓子を食べながら楽しく憲法「改正」問題を議論したいと思います。皆さん奮ってご参加下さい。
◎日時 3月24日(土)午後1時開場、1時半開会
◎会場 立川市柴崎学習館3階学習室(立川駅南口徒歩15分、もレール柴崎体育館駅5分) 《下地図》
◎講師 組合顧問 植木則和弁護士
◎参加無料・申し込みは組合事務所まで
(組合ニュースより)