川崎市多摩区で住居付き貸店舗を借りている遠山さん(仮名)は、昨年10月に突然家主と管理している不動産屋の連名で「本件建物は築年数が45年を超え老朽化も激しく、倒壊の恐れがあるので取り壊すことになりました。平成31年1月末までにお引越し下さいますようお願い致します」との通知が送られてきました。転居先等の相談は不動産屋に連絡するようにとなっていました。
遠山さんは、親の代から飲食店を営業していました。お兄さん夫婦は商売をやめ、現在は妹さんと二人で住居として使っています。転居するにしてもお店で使っていた冷蔵庫や製氷機など備品が大量にあり、処分するには大変な費用がかかります。遠山さんは不動産屋と交渉しましたが、移転条件に納得ができず、昨年12月にインターネットで組合のことを知り早速相談の上、組合に加入しました。早、組合から移転条件に付いて提案を行い、話し合いを行ったところ、3月に入り、家主側が遠山さんの提示した条件を全面的に認めると回答してきました。移転先の物件は、現在支払っている家賃など条件に近いものを探すことになりました。当初中々納得ができる条件の物件が見つかりませんでしたが、ようやく遠山さんが移転可能な物件が見つかり、組合を賃借人の代理人と認め、建物明渡し合意書を作成することができました。
明渡し合意書では、①4月30日をもって賃貸借契約を合意解除する。②立退料として家賃の1年分を家主が支払う。③残置した借主所有の動産・造作物の廃棄処分は家主の負担で行う。④移転に要する契約費用及び引っ越し業者に支払う運送代は全て家主が負担す
る。但し、移転先に斡旋は家主代理の不動産屋が行い、引っ越し業者も不動産屋指定の引越業者を利用する。以上の条件で合意することが出来ました。
遠山さんは、「組合員になると本当に安心できるのでこれからも組合員を継続します」と語っています。(多摩借組ニュース4月号より)
遠山さんは、親の代から飲食店を営業していました。お兄さん夫婦は商売をやめ、現在は妹さんと二人で住居として使っています。転居するにしてもお店で使っていた冷蔵庫や製氷機など備品が大量にあり、処分するには大変な費用がかかります。遠山さんは不動産屋と交渉しましたが、移転条件に納得ができず、昨年12月にインターネットで組合のことを知り早速相談の上、組合に加入しました。早、組合から移転条件に付いて提案を行い、話し合いを行ったところ、3月に入り、家主側が遠山さんの提示した条件を全面的に認めると回答してきました。移転先の物件は、現在支払っている家賃など条件に近いものを探すことになりました。当初中々納得ができる条件の物件が見つかりませんでしたが、ようやく遠山さんが移転可能な物件が見つかり、組合を賃借人の代理人と認め、建物明渡し合意書を作成することができました。
明渡し合意書では、①4月30日をもって賃貸借契約を合意解除する。②立退料として家賃の1年分を家主が支払う。③残置した借主所有の動産・造作物の廃棄処分は家主の負担で行う。④移転に要する契約費用及び引っ越し業者に支払う運送代は全て家主が負担す
る。但し、移転先に斡旋は家主代理の不動産屋が行い、引っ越し業者も不動産屋指定の引越業者を利用する。以上の条件で合意することが出来ました。
遠山さんは、「組合員になると本当に安心できるのでこれからも組合員を継続します」と語っています。(多摩借組ニュース4月号より)