東京多摩借地借家人組合

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ネットで調べたら同じアパートの空家が30%も家賃を減額して募集していた

2019年10月31日 | 地代家賃の増減
立川市若葉町で1DKのアパートに住むAさんは、9月に立川市女性総合センターで行った「借地借家問題市民セミナー」に参加し、10月に組合事務所に契約更新と家賃減額について相談に来て組合に入会しました。

 Aさんの住むアパートは築49年の老朽化したアパートで、平成15年に家賃5万9千円、管理費が2000円を支払い入居し、今年の11月1日で7回目の更新を迎えます。アパートは壁も薄く、隣の話し声やテレビの音も聞こえるほどで、住民間の音のトラブムも絶えない状況でした。

 Aさんは平成25年に収入も減って、初めて家賃を月額5万3700円、管理費2300円に減額してもらいました。アパートは管理も不十分なため、空室が増え、現在10室中4室が空室状態です。

 今年の9月に入って突然管理会社が変更になり、ハウスメイトマネイジメントに変わりました。細川さんは、現在入居中の住民に家賃を聞いてみると、月額5万円支払っていることが分かり、ハウスメイトに家賃を減額できないか聞いても、家主に聞いてみるとはっきりした返事もありませんでした。

 組合では家賃の減額について、近隣の賃料と比べて現在支払っている家賃が高ければ、当然家賃は減額できる。ちなみに、インターネットで同じアパートの新規募集物件を賃貸情報「スマイティ」で調べたところ1階部分の空家が何と家賃月額3万8千円、共益費0円で募集していることが判明しました。

 Aさんは物件募集を見て「私が住んでいるアパートの物件です」、家賃が月額3万8千円で共益費0円にまたビックリ。今回家主はアパートの空家を埋めるために、ハウスメイトに管理を任せたところ、老朽化したアパートの家賃は大幅に引き下げて募集したもようです。Aさんは組合と相談して、早速11月分の家賃から月額3万8千円に減額するよう請求し、家主に文書で通知しました。
(東京多摩借組ニュースより)

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