東京多摩借地借家人組合

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不況で借地権の売却を検討 地主への買取で合意

2012年02月14日 | 賃貸借契約
大田区本羽田地域の借地約80坪で工場を営むHさんは、更新料と地代の増額を請求されて、知人の紹介にて組合に入会した。更新料不払いと地代増額請求を拒否し、地代の供託をして1年余経過した。ところが、長期不況で仕事は減り、経営は深刻で先の見通しはなく、非住宅用地のため地代は高額で日々の生活にも影響及ぼす状況となり、借地権の売却を検討した。

しかし、敷地が80坪と広く、分割しての第三者への売却は、土地の測量に建替えと売却の承諾と経費が高く、採算が合わないことを確認。これまでのわだかまりを捨てて地主に働きかけることにした。

 地主との話し合いは時間がかかったが、第三者への売却の経費を考慮すると満足できる価格で合意した。(東京借地借家人新聞より)


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