観測にまつわる問題

政治ブログです。「保険」「相続」「国民年金」「AIロボット」「運輸エンタメ長時間労働」「GX」を考察予定。

自民党が審議に復帰

2010-02-25 23:54:29 | みんなでやろうぜ
MSN産経ニュース(自民が国会審議に復帰 衆院議長不信任決議案などは否決)
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100225/plc1002252117019-n1.htm

>衆院は25日の本会議で、自民党が提出した松本剛明衆院議院運営委員長(民主)解任決議案と横路孝弘衆院議長不信任決議案を相次いで採決し、いずれも反対多数で否決した。

復帰しましたようで。お疲れ様でございます。

いろいろ意見はあるようですが、同じことを繰り返しても芸がないので、良かったのではないでしょうか。鳩山さんの新しい寝言も聞けましたし。私はそう思います。

ツッコミどころしかない

2010-02-25 00:14:38 | 護憲勢力と仲間達
asahi.com 政治 2月24日22時2分 首相「沖縄県の民意理解すべき」 普天間巡る議会意見書
http://www.asahi.com/politics/update/0224/TKY201002240469.html?ref=rss

>鳩山由紀夫首相は24日、沖縄県議会で米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)の国外・県外移設を求める意見書が全会一致で可決されたことを受けて、「私どもはそのことを主張してきた経緯があり、

その主張があったことは承知していますが、結局、辺野古以外とかゼロベースなどなどブレにブレたことも承知しています。また、現行案は沖縄の負担軽減に繋がるものであり、それにほとんど反対の主張をしてきたことも承知しています。

>それに対して、(昨年8月の衆院選で)沖縄の県民の民意が示された。

マニフェストには米軍再編や在日米軍のあり方についても見直しの方向で望むと書いているだけです。普天間の名は出ていませんし、見直しとしか書いていません。その主張には文書の裏づけがなく、そのままでは単なる鳩山さんの解釈に過ぎません。

>さらに今回、県議会でも同じ趣旨での民意が示されたということを理解すべきだ」と述べ、意見書の内容に配慮しながら移設先を決める考えを示した。

まず、県議会の決定の民意を鳩山政権は軽く踏みにじっている(地方参政権)ことを指摘しておきます。そして、気持ちを受け止めるのは構わないのですが、辺野古移設は米軍再編の一環でもあり、既に沖縄の負担軽減となる辺野古移設案が地元の容認つきで日米政府合意済みだということも指摘しておきます。基地問題は外交安全保障問題であり、そのような視点が鳩山さんにほとんど欠落していることも指摘しておきます。

Mr神輿

2010-02-24 20:46:24 | 護憲勢力と仲間達
MSN産経ニュース(【鳩山ぶら下がり】諫早湾排水門の開門「白紙で臨んで」(23日))
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100223/plc1002232144013-n1.htm

>自民党が審議に出ていただけなかったのは残念でありますが

>大いに国民の皆さんに分かる形で審議(※子ども手当て)をしていくことが大事だと思います

本当にそう思うのなら、自民党の訴えを真摯に聞いてみては如何でしょうか。鳩山という人は、都合の悪いことは国対にお任せしていると逃げますが、奇麗事は国対に任さず自分で放言する、そういう人物だと思います。対話重視という旗振りだけはしますが、政治的困難に踏み込む対話は絶対にしないMr神輿です。

加えて言うなら、鳩山という人は「与える=ばら撒き」(子ども手当ても同じ)だけは、とても張り切ります。ですが、その原資を稼ぐこと(経済発展など)には、ほとんど関心がありません。

>私はやはり、政治は政策ですから、その政策を通じて信頼感を取り戻すということが大事。その中にも、政治資金規正法の改正の議論というものもあろうかと思いますが

政治資金改正法は、政治の信頼回復のためにあるものです。まずは自らが「知らない」と主張している疑惑の払拭のため、秘書などの証人喚問に応じていただくことが肝要です。

>--長崎県知事選だが、選挙戦の最中に石井一選対委員長が、与党候補が負けた場合、「民主党政権は長崎にそれなりの姿勢を示す」と語った。

>--発言の内容が若干、恫喝(どうかつ)まがいに聞こえると思うが、そういう選挙戦についてどう思うか

>「そういう趣旨ではないんじゃないかと思いますけどね。私はあの、その場におりませんでしたから、よく分かりませんが、そういう恫喝まがいのようなことが当然、あってはなりませんし、そういう発言ではないと思っております」

小沢という人の長崎県知事選における利益誘導発言はYouTubeにアップされており、私も見ましたが、何らかの処分をされた方が良いと思います。あれは無党派層の反感を買って民主党系候補の大敗に繋がったとも考えられますし、政府の信頼性をも落とす発言(政府は党への利益誘導のためにあると主張しているも同然)ですから、間違いなく大失言だと思います。

石井一選対委員長の恫喝まがい発言も党・政権の信頼性に関わると思われ、早急に確認することをお勧めします。思っているとか言って、野放しにすることは適切ではないと思います。

>与党、内閣一体となった努力が今求められてるんじゃないでしょうか

ある種一体だから信頼回復のため処分が必要だと言っています。身内に甘いのが特徴の鳩山さんに期待はしていませんが。

>--赤松広隆農林水産相が今日の会見で、長崎県の国営諫早湾の干拓事業の潮受け堤防の排水門の開門について、白紙の状態で検討すると述べた。この事業、公共工事のありかたを問う典型例として取り上げてきたが、首相自身は開けるか開けないかについてどう考えるか?

>私も、諫早湾には、潮受け堤防を見に行ったこともあります。で、いろいろと、その地元の方ともお話をしたこともあります。一方では、この県連をはじめとして、いろいろとこのことに対して苦しんでおられた方々の声、さまざまうかがってまいりました。

民主党に都合の悪いことは言わないことが特徴の人なので、私が書いてしまいますが、地元の方は開門絶対反対だということのようです。だから、開門に至ると地元住民はとても苦しむことになるでしょう。八ッ場ダムで住民の声(政策的判断も)を無視して中止ありきを繰り返す民主党政権ですが、実態として民主党の味方以外の住民は苦しんでも構わないと考えているようにしか見えません。友愛を言うなら、悩んでみせるぐらいのことはした方がいいと思いますがね(鳩山首相の何を信じればいいというのか)。

>したがって、そういうことを含めて、赤松農林大臣が、農林水産大臣が白紙で臨むということでありますから、私もその思いに従うべきではないか。すなわち、また、純粋にさまざまな方々のお気持ちを考えながら、白紙の思いで臨んでもらいたいと思います

沖縄で民主党が衆院選大勝→沖縄の気持ちを連発

名護市長選で民主党推薦の反対派候補の勝利→民意を連発

辺野古地区で基地容認の歴史があったこと→無視

八ッ場住民の中止ありき反対→無視

諫早湾開門反対の住民の声→無視

長崎県知事選で諫早湾開門反対派候補の当選→無視

直ぐ言わなくなったゼロベース発言などブレながらではありますが、住民の声・民意を(政府・政策そっちのけで)党のために政治利用する様が際立っています。神輿の担ぎ手のみが住民と言わんばかりで、こんな酷い政権私は見たことないです。

西欧植民地主義を脱却しているコラム

2010-02-24 18:37:25 | メディア
何時ものSSネタに関連して西欧植民地主義を脱却しているコラムがあったので紹介しつつ、いつもの調子でやります。

MSN産経ニュース(「カンガルー300万頭撃ち殺す豪州に反捕鯨の資格あるか」 国際紙がコラムを掲載)
http://sankei.jp.msn.com/world/asia/100224/asi1002241719003-n1.htm

>道徳的優位性をにじませたラッド発言の調子が、アジアの近隣諸国に今もくすぶる西欧植民地主義への嫌悪を呼び覚まし、日本よりも豪州のイメージを傷つけるだろうと分析。

道徳的優位性がチラつけばチラつくほど、カレーバッシングだの白豪主義だのを取り上げてみたくなります。差別がオハコの国が鯨食文化を否定しているらしいぜ(また新たな差別かい?)といった調子で。

>豪州の反捕鯨運動を、科学的ではなく感情的な「十字軍」だとし、「日本の捕鯨船を悩ましている豪州、ニュージーランド人活動家らに与えられた英雄的地位にも、それがみられる」との表現でシー・シェパードの活動も切って捨てた。

ランチャーを用いて酪酸や塗料の入った物体を撃ちこんできた(日本鯨類研究所第20報)り、船橋や船尾のウィンチ操作室などの乗組員に向けてレーザー照射を頻繁に行った(同第21報)り今もしているようですし、世論をバックに外国文化を叩く様は、当に十字軍といったところです。

>ノルウェーが国際捕鯨委員会(IWC)の規制を拒否、アイスランドがいったんは脱退し、カナダは脱退後、復帰していないのに対し、日本は少なくともIWCに属していると日本にも理解を示し、ラッド発言は捕鯨諸国にIWCに協力する気をなくさせるものだとやり込めた。

提訴してもしも日本が負ければ、間違いなくIWCなんて意味が無いということになります。これはIWCの問題に止まらず、この種の平和的な国際紛争の解決の場の存在意義を疑わせるものとなるでしょう。

また、SSに与するラッド首相の欺瞞性は、豪州の非核の訴えにも悪影響を及ぼす可能性があると指摘しておきます。

>「鯨に銛(もり)を打ち込むことは、牛や羊の肉を常食としている者の間にさえ感情をかき立てるのかもしれないが、豪州は、作物や牧草を守るため年間300万頭余の野生のカンガルーを撃っているときに、苦情を言える立場にはほとんどない」

鯨に銛を打ち込むことは「苦しませている」と批難されたのですが、今は苦しまないように改善しているようです。ですが、反捕鯨は止まりません。言いがかりに過ぎなかったのだろうかと思わせるのに十分だと思います。

また、私は増えすぎたカンガルーの駆除は理解する方ですし、減っている水産資源の保全も理解する方ですが、鯨はダメだとする理屈があるはずないですから、SSもラッド首相も理解出来ません。そんなに動物愛護なら、自国の動物愛護に取り組んで(そして嫌がられれば)いいのに。つまらぬ争いは先ずは国内で仕掛けるべきです。

>「豪州が選別的感情の問題をアジアの主要同盟国との外交対立にまでしたのは愚劣以外の何物でもない」

NZも豪州が訴えるとか言ってから、色気を見せているようです。誘惑には勝てないのでしょうか。それはともかく、オーストラリア政府はテロ行為の取り締まり側に立つべきだと意見しておきます。

最後に、この国際紙インターナショナル・ヘラルド・トリビューンは、フランスのパリに本部を置き世界各地で発行される英字新聞で、カンガルーに関連してフランスのAFP通信では2009年9月9日にこんな記事があったらしいことを紹介しておきます。

>オーストラリア当局が「カンガルー肉」の輸入禁止措置をとったロシアに代わる新たな「お得意様」に中国を推したところ、民間から「中国人に食べ尽くされる」と猛反発が起きていると報じた。

11日付で環球時報(中国)が伝えたそうで、日本のブログ等でもネタになったようです。オーストラリアはヤブヘビにならぬよう気をつけたほうがいい。

二匹目の泥鰌

2010-02-24 17:22:29 | 護憲勢力と仲間達
MSN産経ニュース(「憎まれるのはオレ1人でいい」 民主の渡部氏が小沢氏批判を抑制)
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100224/stt1002241551005-n1.htm

>渡部氏は講演で、「『憎まれるのは俺一人でいい。君らが憎まれ口をいって意地悪されることもないから、参院選までにけじめをつけるから辛抱しろ』と(中堅若手を)抑えている」と説明。

けじめをつけるなら、問題になっている今しかありません。「参院選までに」って一体どういうことでしょうか?去年小沢代表が辞めて支持率が回復したことを意識しているように見えますが、作戦が丸見えではないでしょうか。問われているのは、真摯さの欠片もない民主党の姿勢です。まずは証人喚問に応じていただき、そこで明らかになった事実をもって、必要なけじめをつけていただく、これに民主党も協力していただきたい。民主党のためでもあります。参院選前に問題を隠せば済むとか、そんな舐めた態度ではいけません。

>「今の民主党は大政翼賛会みたいだ。大政翼賛会の時は太平洋戦争になったが、今の民主党には渡部恒三がいる。参院選前に『さすがは』と言われるよう、ちゃんとけじめをつけて党を再生させる」

確かに大政翼賛会というものに似ているような気もしますが、一人の政治家の言葉でどうこう出来るものではありません。スキャンダルの渦中にある指導力無き代表や実権を握っている当の幹事長がその気にならない限り、再生するはずもないということです。参議院選前の辞任があったとしても、所詮は付け焼刃だろうとも言っておきます。その頃には鎮火しており、きっかけもないかもしれませんし、白けてしまうかもしれません。

国土交通大臣に望まれるもの

2010-02-24 14:17:20 | 護憲勢力と仲間達
MSN産経ニュース(八ツ場ダム受注業者、自民議員らに約5千万円献金 前原国交相「談合疑われる状況」)
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100224/plc1002241202003-n1.htm

>中島氏は「政官業の癒着があったと思わざるを得ない」と述べ、早期建設中止を求めた。

建設を中止するか否かは、政策的判断に拠らなければなりません。長崎県で民主党の利益誘導発言が報じられていましたが、民主党は自分達が利益誘導したいと思っているのか、それとも政策的判断で公共事業をやろうと思っているのか、そこが問われているわけです。いい加減気付いてください。政策的判断でやるつもりなら、長崎での利益誘導発言はあってはならないし、八ッ場ダムの中止ありきは有り得ません。ダムにはダムの目的・価値があって、政治的判断とは無縁であるべきだと私は思います。

>前原氏も「受注業者から多額の献金をもらうのはいかがなものか。(献金した)業者の落札率も明らかに高すぎる」と指摘。

公共事業受注のルールについて、必要な法改正などを話し合うことに少なくとも私は反対しません。国土交通大臣として、政策の話をしたらどうなんですか?期待されるのはソコのところでしょう。

>「客観的に見れば談合が行われていたのではないかと疑われる状況だ」と述べた。

疑うのは結構ですが、検察は動いていません。談合は現行法でも犯罪とされており、犯罪に対処するには、それなりのルールの元で行われなければなりません。そうでない限り、単なる放言だということです。

>ただ、民主党も石関貴史衆院議員が代表の党県第2区支部が24万円の献金を受けていたほか、県議2人が代表の党支部も受けており、同党への献金も86万円あった。

金額は少ないですが、民主党には自民党の代わりをやろうという意志があるように見えます。長崎の利益誘導発言はその動かぬ証拠です。また、その能力(権力)もあるから始末が悪い。

不正の追及自体が困難(だから審議拒否)

2010-02-24 13:07:35 | みんなでやろうぜ
自民党HP:定例記者会見:2月23日
http://www.jimin.jp/jimin/kanjicyo/2202/220223.html

谷垣禎一総裁発言

>「国会は、政治とカネを巡る問題、個所付けの問題に対する民主党の不誠実な対応に対して、我々は昨日から審議拒否をし、あくまで政治とカネの問題における説明責任を国会の場で果たすべきという大義の下で審議拒否をしている。いろいろと意見のあることは承知しているが、一致団結して、民主主義を守るために、信頼を回復するために戦おうではないか」

特に首相と民主党幹事長の問題です。首相は日本政府の総責任者であり、現民主党幹事長は本来ナンバーツーでありながら、実質的に党を支配しており、政権への影響力も強いからです。また、権力によって守られているため、居直ることも可能です(民主党は特にそうした傾向が強い)。こうしたあり方が国民の不満となって出てきていると考えられます。

首相に関して言えば、秘書を証人喚問に出す必要があります。かつて鳩山さんは「秘書の犯罪は議員の責任」と言い、議員辞職を迫りました。秘書と議員は一体であるとの認識を示したものです。だから、自分は知らなかったなどと言って、トカゲのシッポ切りをするような行為は到底許されません。これは首相と言う重責にあるものの言葉の信頼性の問題だと思います。そうやって、疑惑を解明することにより、今度の政治と金の問題の真相が明らかになり、適切な対処がなされることになります。

母上に関しても同じですが、老齢で病気だということになっています。谷垣総裁が党首討論で仰ったとおり、これは首相から直接聞いてみるのが一番いい。出てきてもらうに越したことはないのですが、まずは当事者の片方、秘書の追及が先だと思います。

小沢さんは今回起訴されませんでしたから、法的責任は問われないことになりました。しかし、これまた元秘書が起訴され、民主党を離党しています(民主党代表の考え方は秘書の責任は議員の責任です)。その他小沢さんには諸々の疑惑があって、多くの国民はその説明に納得していません。それは自らの都合のいいことを一方的に喋るからであって、国会で厳しい追及を受け説明して疑惑を晴らす必要があります。議会制民主主義は小沢さんの旗印でもあり、よくよく考えてもらわなければなりません。選挙のためタイミングを計って辞めるとかそういうことではないわけです。

私は政治家と秘書の関係性が今度の一連のスキャンダルの本質(特に鳩山さん)と思っており、これは政治と金の問題が延々と続く根源でもあるとも思っています。また、民主党がプロパガンダを垂れ流しても質問に答えない(特に小沢さん)、答えても証言が矛盾する(嘘を吐いているのではないか)以上、証人喚問が必要なのかもしれないと思います。

結局、このブログでもいろいろ書きましたが、隠す技術ばかり発達しているので、不正の追及自体が困難ということを再確認しただけに終わっています。

大島理森幹事長発言

>積み重ねたルールを変えるのは、議会制度協議会等々で話し合い、与野党間で協議をし、そして変更するのが、正当な民主主義であると思う。それを数の力によって、政治とカネの疑惑にはふたをし、国会のルールは党利党略でへし曲げていくという姿は、必ずや議会、日本の国会に大きな禍根を残すと断ぜざるを得ない。

しかるべき相手としかるべき話し合いをせずに数の力で押しつぶそうとしていることに問題があると私も思います。それを訴えても取り合ってこなかったがゆえの審議拒否であり、一種のスト権ストみたいなものだと思いますが、労組を傘下にし、公務員の労働権を言う民主党が、こうした声を無視する以上、このまま民主党政権を続けていても悪くなる一方ではないかと感じる原因があるのだと思います。

この点は民主党が真摯になって正当な声は聞くということでしか解決しません。

イランからの譲歩の動きか

2010-02-23 15:29:22 | 注目情報
asahi.com 国際 2月23日10時53分 テヘランの研究炉を日本メディアに公開 イラン
http://www.asahi.com/international/update/0223/TKY201002230134.html?ref=rss

>イラン原子力庁は22日、「テヘラン研究炉(TRR)」を朝日新聞などの日本メディアに公開した。この研究炉は、医療用の放射性物質を生産、イラン側は自前で燃料を製造するとして、ウランの濃縮度を20%に上げる作業を始めたため、核兵器への転用を疑う国際社会の反発を受けている。

>運転責任者のモルテザ・ガリブ氏によると、研究炉は1967年に稼働、医療用の放射性物質を生産している。出力は最高5千キロワット。国際原子力機関(IAEA)の査察官を年4回受け入れている。

こうした動きは歓迎できます。イランの原子力の平和的利用は認められるべきで、国際社会の疑念を払拭することが重要です。話は途中で流れてしまいましたが、アフマディネジャド大統領は2月2日IAEAに妥協する姿勢を見せました。今度こそなんとか互いに納得できるよう合意形成をはかるべきです。

メディアへの公開に関連して、国際社会との和解のためには、まだ解決すべき点があると思います。解放されていない20人のジャーナリストの問題です。これは選挙のときの混乱が未だ続いているのでしょうが、民主主義国家において、明白な犯罪の証拠がない限り、ジャーナリストを拘禁するべきではありません。抗議活動を続ける改革派共々何らかの形で、妥協点を探らなければならないはずです。選挙は公正と国際社会も認識しやすいよう考えてほしいと思います。

※MSN産経経由で共同によると、IAEAの査察は3日前に来ているとのこと。

イギリス労働党と小沢民主党の違い

2010-02-23 14:47:55 | 注目情報
MSN産経ニュース(英首相、3月5日にイラク戦争調査委で証言へ)
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/100223/erp1002230057000-n1.htm

>英国が2003年にイラク戦争に参戦した経緯などを調べる独立調査委員会は22日、ブラウン首相を3月5日に証人喚問すると発表した。開戦時、ブレア政権ナンバー2の財務相として、参戦決定にどのようにかかわったかなどが問われる。

>首相喚問は当初、6月までに実施される総選挙の後の予定だったが、野党の「逃げ腰」批判を避けるため、首相自ら前倒しを決断。調査委は同じ日にアレグザンダー国際開発相、3月8日にミリバンド外相も喚問する。

イギリス労働党と小沢民主党はこうも格が違うのかと思います。野党の批判があるのは同じですが、与党の対応が違います。向こうは戦争の問題に関して、首相自らが選挙前に証人喚問に出ることを決断。こちらはスキャンダルに関して、まともな説明も出来ずに逃げ回るばかりです。

こういう公正な決断が出来ない限り、議会制民主主義など機能させることは出来ません。特に小沢さんはイギリス議会云々と言っていたはずです。さあ、言葉通り実行してください。

説明責任を求める抗議活動

2010-02-23 13:06:16 | 政局・政治情勢
MSN産経ニュース(予算案 与党3党、3月1日の衆院通過で一致)
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100223/stt1002231203003-n1.htm

>自民党は22日から衆院予算委員会で審議拒否を続けているが、山岡賢次国対委員長は会談後、記者団に対し「国会は若干不正常だが、一党だけが党の都合で出てこないということがあってもほぼ正常化だ」との認識を示し、「粛々と(予算審議を)やっていくことで一致した」と述べた。

自民党が党の都合で出てきていないと放言するのは自由ですが、自民党の要請は野党のほぼ共通するものであり、国民感情に合致します。このままでは数の力で押し切られて有耶無耶になりそうだとの認識も共通するものであり、自民党は一石を投じるために審議拒否をしたということでしょう。国民の気持ちを代弁するひとつの戦術です(あなた方が政権交代前の参議院で働いたような数の力を使った横暴ではありませんから、少々刺激的でも暴力的でない平和的な抗議活動です)。大体が、これまで予算委員会やようやく開かれた党首討論の多くの時間を使って、小沢・鳩山スキャンダルを追及してきたのがイレギュラーで、それはまさに民主党が小沢隠し・秘書隠しを行ってきた結果にすぎません。ケジメをつけるには自民党のみならず、これまで無視してきた野党・国民世論に配慮する必要があるはずです。

山岡氏のこういう木で鼻をくくったような民主党を守ることしか考えていない態度も問題です。これはそのまま有権者の参議院はねじれでいいやという気持ちに繋がると思います(それまでに辞めるという有権者を舐めた計画でもあるのですか?)。日本の有権者は数の横暴は嫌うものだと私は思います。小沢さんがでしゃばると世論調査で人気がすぐ落ちる理由のひとつでもあると思いますし、子分が親分を守るような行動は到底国民一般に理解されることはないでしょう。代表も見て見ぬふりですから、私に言わせれば全くの同罪です。

とにかくゴチャゴチャ言ってないで、小沢さんが証人喚問に出てくればいいでしょう。潔白と仰っているのだから、何一つ問題ありません。鳩山さんの秘書だって、首相が知らないことを確認するだけになるはずです。多くの国民は説明されていないと考えています。もう我が身惜しさで逃げ回るようなマネは止めるといい。これまで逃げ回ってきた国民に対する説明責任を求めて断固抗議します。