パリオペラ座衣装部のチーフからメイルが来たのはロンドンのコヴェントガーデンでコステュームフォーラムがあった直後でした。
一つこころみにオペラ座のダンサーにチュチュを作ってみませんかと問われ今回パリにやってきたのです。
パリに着いた翌日綺麗に澄みわたった新鮮な外気の中をガルニエに出向き彼らの意向をうかがい試作品を作ってダンサーからも意見を聞こうと言うものでした。
彼らの一人は英語を話すことができまたバレエのチュチュを作るということ自体同じ技術言語を使えるため何ら不都合もなく会話が進むのもおもしろいものです。
彼らのメソッドと僕のメソッドを組み合わせてやってみることに同意しオペラ座の屋根の上でとれるという名物蜂蜜をお土産にいただいて巨大なガルニエ宮を後にし
たのです。
残念ながらガルニエ内部のツアー案内のオファーはなくこれが最後のガルニエ宮見学になったかもしれません。
屋根裏と いえども巨大な ガルニエ宮