七夕
目が醒めるとカーテンの隙間から陽がさしているのが見えた、
と言うことは確実に4時半過ぎと言うことだ。
時計に目をやるとなんと驚きの5時にもなっている、
7時間も一度も目がさめなく眠れたのは久しぶりの事で嬉しくなった。
二度寝をしようとしたが嬉しさのあまりもうできなかった。
2週間ほど見なかった稲がもう何倍にも育ち梅雨明けを待っている。
目が醒めるとカーテンの隙間から陽がさしているのが見えた、
と言うことは確実に4時半過ぎと言うことだ。
時計に目をやるとなんと驚きの5時にもなっている、
7時間も一度も目がさめなく眠れたのは久しぶりの事で嬉しくなった。
二度寝をしようとしたが嬉しさのあまりもうできなかった。
2週間ほど見なかった稲がもう何倍にも育ち梅雨明けを待っている。
7月3日 土曜日 手術後9日目
いささかこの病院食にはもううんざりしてきた。
塩気の無い生温かい全粥,切身魚の煮付け,野菜の煮浸し、三度三度この繰り返し、
何か味のあるものが食べたい。
7月4日 日曜日 手術後10日目
今日は退院する日だ、最後の朝食も完食。
これでお粥と煮魚は当分目にしなくてもよい。
排便も順調で回診を待つばかり。
ところが日曜日だからか回診は2時間近く遅れ若い医者の通り一辺倒のものだった。
会計をし家までは10分ほどなので歩いて帰った。
病院は静かとはいえやはり人の気配や物音で休むことが容易ではなかったが,なんと家の静かなこと。
昼メシを食べしばらくしてからスーパーマーケットに行き2日分の食料を買い図書館で向田邦子の随筆本を借りてきた。
7月1日 木曜日 手術後7日目
看護師の中には学校を卒業して2年目だと言う人や、みるからに20年は勤めているだろうと思われる人がいる。この若い看護師には3度目に針を刺された後、「わぁダメでした、他の看護師に変わってもらいます」と言って部屋を出て行かれてしまった。
静脈に注射をされる場合最初のチクリの痛さの後はほとんど痛さを感じないのだが彼女の場合は皮膚を突き破った後血管の中に入ってもまたチクリ、チクリと痛むのだった。
こうしたことはよくある事なのだろう次に来た熟練者からはマスタークラスの出来だった。
因みに点滴の注射針は外側はもちろんメタルであるけれどその中にプラスティックの針が入っていて点滴中に動いても血管を突くようなことがないようにできているそうだ。
点滴初心者の頃は2、3ミリの空気の玉がチューブに入っているのに気が付きすぐさま看護師を呼んだが「そのくらいは大丈夫です、このチューブ一本くらい入らない限り」ですと。
夜主治医から週末の退院をうながされたが自信がなかったので週明けにしてもらった。
7月2日 金曜日 手術後8日目
朝8時半になると主治医、執刀医の回診がある、昨夜も就寝近くにやってきて彼らに個人的な時間があるのだろうか、 などと思ったが褒め言葉はかけないでおいた。
今日で全てのチューブが身体から抜けシャワーを浴びサッパリした。そしたら何か点滴スタンドを握っていないとどこか不安な感じにもなった。
週末の退院に自信がないと言っていたが今朝になってから自信がついてきたので来週まで伸ばす必要はないと考え日曜日の退院にしてもらった。
長い事点滴だけの栄養素だったから体重が3キロほど減った。
昨日から五分粥になりだいぶ「食べた」という満足感がある。
普段から血圧は100台ちょっとと低めだがここ数日90台ばかりで一向に上がらない。
退院したらもっと塩分をとろう。
今日のエクササイズは階段の登り下り、駅の階段くらいは十分できそうだ。
6月29日 火曜日 手術後5日目
今一番欲しいものはコンスタントな8時間の眠り。
今日も断続的な5時間睡眠だった。
目が覚めて眠れないと直ぐにiPhoneの画面にいくことが一番の悪いことだ、明日からはそれをやめてみよう。
今日初めてのお通じがあった、流動食だけでもあることに驚いた。ゆるゆるだったので体が疲れて喉が渇く。
術後初めてのFaceTime,フランスが朝10時、こちらが夕方5時、もうすっかり夏の様相だという。今年は春から夏にかけての花をすっかり見逃してしまった。
6月30日 水曜日 手術後6日目
やはり夜中に起きた時スマートフォンの画面に目をやらないと眠れるものだ。
今朝の朝食はすごい!一挙に
三分がゆ
味噌汁 具無し
ふわふわエッグ おいしかった
白菜煮浸し ミキサー攪拌 味はよかった
のり佃煮 お粥と一緒に食べる
野菜と果実ジュース
噛むほどのこともなかったが噛みしめ目までパッチリしてきたような気がする。
今日で体液を抜く管が外れあとは点滴を残すのみ、これも明日あたりから必要がなくなりそうだ。
6月28日 月曜日 手術後4日目
今朝は4時に目が覚めそれきり眠ることができない、5、6時間眠ったからまずまずの出来だ。
ベッドに横たわっていることが一番いけない事なので洗顔をしシャンとする。
お腹が空いてしかたがない、丸六日食べてないからさもありなん。
流動食、3分粥、5分粥、7分粥、全粥、と5種類もの粥がある、米の割合と言うことなのでしょう。欧米では何を摂るのだろう、ポリッジかもしれない。
待ちに待った昼食メニュー
重湯 おもに湯だった。
パンプキンスープ 期待していなかっただけに最高のスープ。
はちみつ湯、ヤクルト、ポカリスエット、お茶、
なるほど流動食と言える、考えてみると変な献立だったが美味しく完食。
夜のメニューは更に変わっていた。
重湯、コンソメスープ、ミルクティー、100%アップルジュース、ヤクルト、お茶、
全部合わせると600cc程にはなるのではないか?
どれから食べる(飲む) べきか迷ったものの
全て飲み込みました。