ビビッド能里子トーク・サロン

医学的にも珍しい満十年の認知症介護について。自己分析や気分転換、幸せを感じる心の癖の付け方、メチャ料理など楽しく書きます

死ぬまで現役でいるために

2017-02-04 07:03:34 | エッセー
 だんだん寿命が延びるにつれ、介護を受けながら生きている人が増えてくる。
ことに女性は長生きで10年間位介護されて生きているようだ。
 私は死ぬまで元気でいたい、心身両面のプロとしてそのための努力を続け
ているお陰で、体の内面はおそらく20歳位若いと思うし、実年齢を知ると、驚か
れるほどだ。それは毎日工夫し努力し実践しているからだ。
 寿命だけいくら長くても、体が自由に動けないのでは、生きている張り合い
がない。どうすれば心身共に健康で長生きできるか、そのサンプルとして私は
これからも、工夫した方法をご指導したり、発信したいと思っている。

 これは私が26・7年お付き合いのある知人から来たメールの抜粋だが、介護の
大変さを痛感し、何だかため息が出るような内容だ。
「年明けから母の具合がすぐれず……といっても相変わらずの一進一退。薬を増やして
みたり、食事を変えてみたりしているうちに、食欲も戻って一息……と思いきや、先週末
私だけインフルエンザにかかってダウンしていました。
 母は寝たきりで体力もないので、叫ぶことも暴れることもなく、扱いやすいですが
認知症はもう、気ちがいといえるくらい支離滅裂な言動になっています。
話し出すとキリがなくなりますが…相変らずショートステイなど外出は無理なので
(それは母にとっては死んでくれと言うようなものなので)あと1、2年の辛抱だ、それ
で私は悔いなく母を見送れる…と自分に言い聞かせています。

 本当に、なぜ人は皆な池先生のように、ずっとお元気で前向きに生きられないの
でしょうか?なぜ母は、私をこんなに疲れさせてまで生き続けるのでしょうか?
 でも、何も分からなくなって寝たきりで1年半以上も生きなければならない母の
人生も可哀そうだなと思わずにはいられません。
本当に、人の命はまったく不思議で、理不尽なものですね。
 春になって母の容態もさらに安定したら、小池先生にお会いする時間ができない
かな~としみじみ思います。」

 親の介護のため仕事を止めたり、また苦労している人の現実をみると、子供達なこんな
苦労は絶対にさせたくないと思っている。たとえ病気でも、生きて間はふつうに体を
動かせるように、高齢者も努力が欠かせないとはずだ。
 「努力なしでは幸せな老後はない」私の理想は紗後まで現役でいること、そのため
有言実行毎日努力しているから、私は元気なのだと思っている。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする