昨日は友人達4人で会うはずだったが、その駅まで行ったのに見つからず、後から
思うと考えられないようだが「もう帰る」とメールして、そのまま山手線に乗った。
私は誠実で責任感が強いと自負していたが、友人達に迷惑をかけることなんて
その時はまったく頭になかった。考えると絶対に眠れない私は、前夜に睡眠導入剤
剤を飲んで、目が覚めたのは8時だった。「あまり行きたくない、こんな気分に日は」
と思ったが、約束は絶対に守る性格なので、仕方なく出かけた結果がこれだった。
友人達には本当に申し訳ないと思っている。
あの精神状態は、自分でもよく分からない。もともと我儘な性格を、全面発揮
したのだろう。ボンヤリしていたら新宿だったが、このまま家に帰る気がしない。
「そうだ、美術館へ行こう」と思ったら、急に気分が明るくなった。
42階にある美術館はお天気が良いと、千葉の方まで見えるそうだが、私は俯瞰
出来るそのロビーが大好きだ。こんな気分のときは、余計に常設している
「グランドマアモーゼス」の絵に会いたい。
美術館は「生誕120年東郷青児展」だった。雨もよいだったのに、私の大好
きなロビーは期待以上に明るく、広い視界だったのでそこをしばらく見ていた。
常設しているので、ときどき見てはいたが、館内に溢れた東郷青児の絵画は
華やかで情緒的で、とても美しくステキでだった。いつもは静かな美術館内は
かなり混んでいて活気があった。絵画の他に、ご当人の仕事の姿、本、雑誌の
表紙なども展示されていて、その頃では随分斬新な画風だと感じられた。
また、時代的な背景もつぶさに感じられ、とても興味深く楽しかった。
モーゼスの絵は、ゴッホの有名な「ひまわり」やセザンヌの絵と常設してある
最後の部屋にある。私が50代の終わり頃、現在とは違う時代だったので
「これからも仕事を続けるべきか?」と悩んでいた時、その頃伊勢丹にあった
美術館で初めて出合った。そのメルヘンチックで、ほのぼのした画風もとても好き
だったが、私に勇気を与えてくれたのが、そのキャリアだった。
農家の主婦で本格的な画家になったのは、確か60歳だったからで、いろいろな
意味で私は「グランドマア・モーゼス」が大好きで時々会いに行くが、昨日も私に
平常心をチャージしてくれた。
思うと考えられないようだが「もう帰る」とメールして、そのまま山手線に乗った。
私は誠実で責任感が強いと自負していたが、友人達に迷惑をかけることなんて
その時はまったく頭になかった。考えると絶対に眠れない私は、前夜に睡眠導入剤
剤を飲んで、目が覚めたのは8時だった。「あまり行きたくない、こんな気分に日は」
と思ったが、約束は絶対に守る性格なので、仕方なく出かけた結果がこれだった。
友人達には本当に申し訳ないと思っている。
あの精神状態は、自分でもよく分からない。もともと我儘な性格を、全面発揮
したのだろう。ボンヤリしていたら新宿だったが、このまま家に帰る気がしない。
「そうだ、美術館へ行こう」と思ったら、急に気分が明るくなった。
42階にある美術館はお天気が良いと、千葉の方まで見えるそうだが、私は俯瞰
出来るそのロビーが大好きだ。こんな気分のときは、余計に常設している
「グランドマアモーゼス」の絵に会いたい。
美術館は「生誕120年東郷青児展」だった。雨もよいだったのに、私の大好
きなロビーは期待以上に明るく、広い視界だったのでそこをしばらく見ていた。
常設しているので、ときどき見てはいたが、館内に溢れた東郷青児の絵画は
華やかで情緒的で、とても美しくステキでだった。いつもは静かな美術館内は
かなり混んでいて活気があった。絵画の他に、ご当人の仕事の姿、本、雑誌の
表紙なども展示されていて、その頃では随分斬新な画風だと感じられた。
また、時代的な背景もつぶさに感じられ、とても興味深く楽しかった。
モーゼスの絵は、ゴッホの有名な「ひまわり」やセザンヌの絵と常設してある
最後の部屋にある。私が50代の終わり頃、現在とは違う時代だったので
「これからも仕事を続けるべきか?」と悩んでいた時、その頃伊勢丹にあった
美術館で初めて出合った。そのメルヘンチックで、ほのぼのした画風もとても好き
だったが、私に勇気を与えてくれたのが、そのキャリアだった。
農家の主婦で本格的な画家になったのは、確か60歳だったからで、いろいろな
意味で私は「グランドマア・モーゼス」が大好きで時々会いに行くが、昨日も私に
平常心をチャージしてくれた。