ビビッド能里子トーク・サロン

医学的にも珍しい満十年の認知症介護について。自己分析や気分転換、幸せを感じる心の癖の付け方、メチャ料理など楽しく書きます

「世界心理治療学会」で発表小池能里子のアドバイス 怒りの影響(中)

2017-10-25 04:00:54 | エッセー
 ☆ 医学的から見た怒りとは?「怒らなければ全て健康」小林弘幸著より
 祥伝社文庫 その見出しより抜粋
    血液をドロドロにし血管を傷つける。
    怒りっぽい人は腸が汚い
    あえて「怒りが病を引き起こす」と断言しよう
    細胞の働きさえ乱してしまうその威力
    脳神経の働きも乱す
    イライラしがちの人は風邪ををひきやすい
    怒りで体は錆びる
    イライラで酸化した体は疲れやすい
    穏やかな人ほど長寿と言える理由
 
☆ 怒っている人と、怒られている人、どちらがリスクがある?
 怒られている人は、消化器系に負担をかけていて、胃痛、胃潰瘍、大超過敏症
の原因になったりするが、消化器系は再生できる器官だ。
 ところが怒っている人は、頭に血を昇らせ、心臓をドキドキさせているため
循環器系や、大脳など重要な器官に相当な負担をかけている。
 そのため、「怒っている人の方が絶対に体に負担が大きい」と言われている。
その昔社員研修講師だった私が、その頃企業戦士と言われていた人達に「怒りの回避法」
の一つとして話したことだ。それは、「もしも上司などがカッカし、自分が怒鳴られて
いたとしたら(あ、自分で命を縮めている、と思えば我慢できるでしょ!)相手が怒って
いたら、ひたすら聞いていた方が気が楽、怒りはそう長時間続く訳ではないのですから」
 なぜなら、怒りも緊張もエネルギーの一種なので、大変疲れるもで、そのためいつまで
カッカしていたり、ブルブル震えるほど緊張していることはできず、時と共に自然に
去っていくものなのだから。

 怒りの及ぼす悪影響は十分理解しているので、私は夫の対応だけではなく、どんな
場合でも、出来るだけ怒らないようにしている。実は私自身もどうしようもない
「怒りの明確な原因」もあり、それらがこみ上げてきた時は、さまざまな方法でコント
ロールしている。たとえ怒りがこみ上げても、「もしも私がいつも怒っていたとしたら
夫の認知症は一気に進行する」と、思うことも大変役立っているのかも知れない。
どんな人にもイライラ、怒り、憤り、などはあるはず。
でもそれでいちいち頭に血を昇らせていたら、心も身体にも大変負担がかかり、その上
人間関係もだんだん悪くなってくる。それにはそんな状態を上手にかわす方法が必要だと思う。
 次回はダンス教師、ヨーガの指導者、心理カウンセラーとしての要素を加味した、オリジナル
でユニーク、アクティブな方法をご紹介するつもりだ。


コメント
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