ビビッド能里子トーク・サロン

医学的にも珍しい満十年の認知症介護について。自己分析や気分転換、幸せを感じる心の癖の付け方、メチャ料理など楽しく書きます

PCの壁紙を変えたら

2018-10-13 07:35:42 | エッセー
 今までまるで夢のように美しい海だったが、急に北海道の風景にしようと探し
ていたら、懐かしい美瑛が出てきた。随分昔のことだが旭川へ講演に行き、旭川
空港から近い美瑛を通った時、何と広大な素晴らしい風景だろうと、私は感動した。
美瑛に住んでいる愛読者だったTさんと、すっかり親しくなって、それから
何度も美瑛へ行って、温泉に泊まったり、ご自宅に泊めて頂いたりしたことも
あった。



美瑛を周るために度々訪れる私のためにタクシーでは大変だからと、Tさんは近くの退職した
男性二人に運転をお願いしてくれた。その一人の学校の先生だった方は「今良い空き家がある
のだが、もしよければ買っても良いと思っている。小池先生のために買おうか?」と、Tさん
に相談されたそうだ。私はびっくりして「いろいろなところに泊まるのが好きだから」と
お断りしたこともあったほどだ。春、夏、秋、冬と、それぞれ大好きな美瑛の、地元に住む
人しか知らないところにも案内され、いろいろな風景を十分楽しんだ。



 拓真館へ行って一目ぼれして買った写真は、まだカウンセリングルームに飾って
ある。ヘリコプターに乗って、美瑛や富良野の景色を楽しんだ楽しい思い出もあるが
高所恐怖症のTさんはどうしても乗りたいと言った。その間私は彼女の手をずっと
握っていたのも懐かしい思い出だ。何年かお付き合いしたTさんだったが、我儘な
私の「人間関係のルール」に合わなくなり、私の方からサヨナラしたけれど、未亡人
だったが、まだお元気だろうか?と、懐かしい思い出とともに、ちょっと胸が痛くなった。



コメント
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