ビビッド能里子トーク・サロン

医学的にも珍しい満十年の認知症介護について。自己分析や気分転換、幸せを感じる心の癖の付け方、メチャ料理など楽しく書きます

カール・ラーション展を見て

2018-10-26 10:34:37 | エッセー

新宿駅から近い損保ジャパン美術館は、時々一人で行く美術館だ。
そこは我が家から近いし、42階にありそこからの展望はとても良いので、ビル
ばかりだが、その景色を眺めると気分が晴れるからだ。
他の美術館と違って、いつも比較的静かな雰囲気がとても好きなので、ゆったり
見られるので、最高の気分転換になる。展示物は芸術家夫妻の家庭生活なので、夫も
楽しいのではないかと一緒に行ったが、あまりそうではなかったようだ。



 昨日は小学生の団体もいて、いつもと違って、会場は人が溢れていたが、小学生が
あれほど沢山いたけれど、本当に静かだった。手づくりらしい作品案内を見ながら
熱心に絵を見ていたり、それに一生懸命書き入れていていた。
 家族や、室内などの家庭生活の絵は、ほのぼのとして、とても楽しく見られた。
やはり芸術家である奥さんの手づくりの洋服、ベットカバーなど、などいろいろな作品
が、沢山展示されたが、それらは愛情が感じられて、きっと幸せな家庭だったの
だろうと想像できて、ほのぼのとした気分になれた。
※本物は撮影禁止 一緒に写真が撮れるレプリカ

 常設展示のゴッホの50億円と言われる「ひまわり」の周りには、いつも人が大勢
いて、今までの雰囲気とは全く違っていた。また常設展示の、大好きなお目当ての
「グランマ・モーゼス」の絵は、「夕暮れ」という初めの見た絵だった。
 帰りのエレベーターで並んだのは初めてだったが、いつもひっそりしている方が
私は好きだと思った。外に出たら新宿の空は高いビルばかりで、本当に空が狭いと
感じた。夫は山手線で一つ目の「新大久保」の高校へ通っていたので、新宿はホーム
グランドだったし、西口が真っ暗な時代をよく知っている。
 無論私も知っているので、デパートの喫茶店で、コーヒーを飲みながら、青春時代の
懐かしい新宿の昔話に、しばらく花が咲いた昼下がりだった。


コメント
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