ビビッド能里子トーク・サロン

医学的にも珍しい満十年の認知症介護について。自己分析や気分転換、幸せを感じる心の癖の付け方、メチャ料理など楽しく書きます

私って凄いオバーさん!だと思う

2021-02-16 07:18:44 | エッセー

 クレッチマーの説生まれたときから備わっている、性格の基本の一つ典型的な

「そううつ型気質」の私は、気分のアップダウンが大変多い、そのため、何も知

らない若い頃は大変悩んだ。その苦しさを何とかコントロールしたいと、素人なり

に考えた方法が、プロの心理カウンセラーとなって、どれほど役立ったが分からない。

 心理学を勉強して、生まれついての「気質」を認識したら、生きて行くのが随分

楽になった。突然何の脈絡もなく、気分が変動する自分をコントロールしながら

長年生きてきたが、早朝目覚めた途端、今朝は完ぺきなそう状態だった。

 アンチエイジングと言う言葉は「年齢に抵抗するのは無理だし、神の摂理に反する」と感じ

知的な友人のアドバイスで「エイジポジティブ研究家」にしたのだ。認知症11年目の夫を

「幸せな状態で平均寿命より10年間は長生きさせたい」など、ふつうの人は考えもしないだろう。

 何故なら、夫は69歳からリタイアするまで、救急車に4回お世話になり、長年病名が分からず

「本態性高血圧症」と診断され、50歳から治療を受けていた。大学病院で「狭心症」と病名がついた

さらにそれから膵臓炎、石灰沈着疼痛症の激痛のため、救急車にまた4回もお世話になった。

 あまり自慢出来ないが、これ程救急車のお世話になった人は数少ないと思うが、実は年齢なり

にかなりボロボロの体なのだ。

 今朝「私ってすごいでしょ!ダンス教師、ヨーガ指導者、心理カウンセラー、ヒーラー

作家」と言ったら、夫は即「主婦、オバーさん、ひーオバーさん」と言った。

 認知症11年目にして、頭の回転は素早い。何をお話したいかと言うと、それらの

雑学的知識を活用して、そう長くない人生だから、できるだけ楽しく生きたい。

 老老介護の我が家だが、いつも笑いが絶えないし、80歳代の老夫婦がすべて

手料理で毎晩晩酌できる・・・無論私はかなり健康ですが、そんな人少ないでしょ!

 高齢になるとどちらかいないか、もしもいても飲めないとか、食べられないとか・・・

体が不自由にならない限り、薬を沢山飲んでいる夫でも、毎週デイホームで手厚い対応

をして頂き、お蔭でまだ元気なので、私はもう少し長生きさせたいと思っている。

 二人の生きたモデルが実験台、だから人生は楽しい!

コメント
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