ビビッド能里子トーク・サロン

医学的にも珍しい満十年の認知症介護について。自己分析や気分転換、幸せを感じる心の癖の付け方、メチャ料理など楽しく書きます

久しぶりでデパートへ 

2021-02-17 07:05:40 | エッセー

 バレンタインデーはチョコレートより、夫にセーターをプレゼントしようと

2人で新宿の京王デパートへ行くことにした。久しぶりのデパート行で、気持ちが

少し華やいだ。高齢になると「着るものは沢山あるからもう買わない」と言う人も

多くなる。でも、いくら高価なものでも、人間が古いのだから一目で昔のものを

着ていると「古色蒼然とした雰囲気になる」、高校時代の友人がそうだった。

 電車は空いていたが、デパートも嘘のように誰もいなく、店員さん達は手持ち無沙汰

のようだった。紳士服売り場を少し歩いて、軽くてちょっとオシャレな柄のセーターを

見つけた。夫に試着させるとなかなか良い。彼は結婚してからハンカチ1枚買ったこと

がなく、すべて私の好みで選んでいる。男性は地味目が好きだが、何故か夫は地味な

ものはあまり似合わない。最近は出かけるときも自分で選べず、毎日着せ替え人形の

ようだが、以前は沢山ある中から、自分で選んで着て「ダンデイ」なんて言われていた。

 セーターはちょっと高かったが、当人も気に入ったので奮発して買った。

私は高価なものは買わないが、高齢でもある程度ファッショナブルな方が好みで

今でもかなり買う方だ。婦人服売り場で見たが、私の欲しいものはなかった。

 洋服とは出合いだと思うが、一目見て「これは私に似合わない、これは合いそう」

と瞬時に分かる。好みがハッキリしているので、迷ったことは全くない、そのため

友人達によく羨ましがられた。早くコロナが収束して、以前のように楽しい気分で

街を歩いたり、いろいろな人達に会いたいと思っている。

コメント
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