じっとしていられず一人で散歩に行った。遊歩道からを歩いてから、木々が緑に染まった
梅林に入った。暖かい日差しと柔らかい風。10年前の寒い日、あまりのショックな出来事
があり、とても家に帰る気がなく一人で涙した。枯れ木状態の梅の木に囲まれて・・・
あれから梅の木は大きく成長した。
そして今・・・友人達に聴いたあまりに辛かったご主人の介護と死、それに比べたら
私は何と幸せなのだろう。長年精神的な修行をしているのに、私は感情の起伏があまり
にも激しい、もしも何もしなかったとしたら、もうとうの昔にこの世にはいなかった
だろう。それにしても・・・(あまりに長く生き過ぎた)と感じた、新緑に囲まれて
空も青く美しいまるで初夏のような日だった。