「尊厳死協会」の講演会友人にへ友人を誘って行きました。
私達夫婦は多分60代になってから「尊厳死協会」に入っていますが、それは
「命を長らえるより自然な死」を望んでいる意志のためです。
その講演会はシニアスクールや、コンサートなどで通いなれた小田急線の
成城学園前駅に近い成城ホールでした。会場は8割ぐらいかと思える
状態でした、熱心にメモを取る方も多かったです。
タイトルは「現代医療の中で安らかに旅立つには」、講師の先生は尊厳死協会の
役員で、在宅医療もなさっている医師「杉浦敏之先生」でした。
先生が治療なさった患者さん達の、尊厳死の実例などパワーポイントで見ながら
お話を伺いました 医療の本質は少しでも命を長らえるためで、患者さんにも
大変負担がかかるため、「現代医療は安らかな旅立ちの阻害になっていないか」
「可能な限りの治療は、本人の苦痛と、家族の負担になる」この言葉が強く心に
響きました。
また、末期によく行う点滴注射などについて、詳しく説明されましたが、医学に
知識がない私ですが、お医者様だからこそできる説明は、大変参考になりました。
「死を率直に考えることは、死を迎えるまでに、いかにより良く生きるかを考える
ことに繋がる」のお話はが、大変インパクトが強く感銘し、新し知識をえました。
友人とも「聞いてとても勉強になったね」と話しました。
私の判断で89歳の夫を在宅医療に切り替えたばかりですが、その先生のお陰か
夫はかなり元気になりました。そのため、会場で頂いた資料と、実際に在宅医療
をなさっている杉浦先生のご著書を、お世話になったばかりのS先生にお送りし
ました。帰りに友人と食事しながら「尊厳死協会に入っているのは、子孝行に
なると私は思うのよね」と話しました。人それぞれの価値観や考え方の違いは
ありますが、皆様方はどう感じられるでしょうか?