我が家のペットは1昨年11月2日に、老衰で亡くなったが17歳2カ月だった。
今でもそのお骨は、可愛いピンク色の袋に入れお花をつけて、誰がみてもお骨と分か
らないように、リビングルームに置いてある。私は幼い頃に飼っていた大型犬に噛ま
れて、今でもその傷は、私の左腕に残っている。そのため、犬は好きだったがとても
怖かった。思いがけず犬を飼うようになったのは、私がその頃高校生の孫娘にミニ
チュアダックスフンドを買って上げたからだ。
いざ飼ってみると、両親は共働きの上学校も忙しく、我が家に預けられることが増え
てきて、その結果リムは私達が飼うことになった。
犬など飼ったことがないため、知識がなく不安なので、私はその頃新宿のデパード
にあった「犬のしつけ教室」へ、ペットを連れて毎週通い、いろいろな事を学習した。
犬を飼うことや、犬の生態などが学習できて,飼うのが楽になり、また初めて犬の
可愛らしさを知ったら、だんだん飼うのが楽しくなってきた。
その頃ヒーリングの勉強でギリシャへ行ったが、観光で「デルフィ遺跡」へ行ったら
大形犬が沢山ウロウロしていた。私はそんな大きな犬の背中を撫でたり、えさを手から
やったりしていて、自分でも大変驚いたが、いつの間にか私にとって、犬は恐ろしい
存在ではなくなっていたのだった。ホンネでは飼いたいが、もう私達の年齢では、多分
途中で面倒が見られなくなるだろう。そう思うととても飼うことができない。
今は散歩や買い物の途中で見かけるワンちゃんを見るのが楽しみで、どんな犬
でも可愛くてならない。
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