高齢になった今は記憶力や記銘力が衰え、体力もだんだんなくなってきた。
そんな自分自身と、いろいろな病気を併せ持ち、救急搬送13回認知症歴満11年半
の夫と二人が「生きたたたき台」だと思う。
毎日夫の顔色や食欲を確かめながら、対応していて、良かれと思う方法を
いろいろ考え工夫し、それらを実行している。すると、その成果がすぐに
実感できるので楽しくて仕方がない。私の世代の友人知人たちは、みんな病気
があって、治療を受けていない人は一人もいない。
また、最近のことだが、知人夫妻など3人が高齢施設に入居した。
半年ほど前に夫は「カリウム過剰」と診断されたが、私が良かれと思って
いた食生活が、すべて否定された感じで、どうすべきか悩んだ。
でも、夫は訪問医療のため、主治医からかなりきめ細かい指示を受けら
れるし、24時間いつでも電話相談もできるから、安心して介護ができるのが
大変有難い。1年程以前に「このままの状態では余命2週間」と、主治医から
宣告され、入院した夫は現在とても元気で、機嫌もよいし、よく食べてくれる。
私は昔から西洋医学だけがベストとは思わないので、いろいろな治療法も
試したり、必要と思えるサプリメントを飲んだり、自分でできるさまざまな
体のケアもしている。そのため、高齢でも何の治療も受けずに、元気でいる
のだと思っている。毎日体の中の声を聴きながら、細胞レベルで自分と対峙
できるのは、私がヒーラーだからこそできるのかも知れないが・・・
そんな力も無論夫のために、毎日応用している。長生きしたいわけでは
ないが、ダンス教師だった私はいつまで正しい姿勢と、自分の足で歩き
たいから・・・それに天性の「努力好き」も幸いしているのだと思う。