ビビッド能里子トーク・サロン

医学的にも珍しい満十年の認知症介護について。自己分析や気分転換、幸せを感じる心の癖の付け方、メチャ料理など楽しく書きます

ウイーン大学「世界心理学会」の夢を見て

2023-06-02 06:12:30 | エッセー

 あの有名なフロイトが卒業し、そこで教鞭を取ったウイーン大学で開催

された「世界心理学会」に大昔参加したことがあった。

 その国際学会は今まで参加したどこの国より盛大で、各国からの参加者も

多く華やかで圧倒されるようだった。会では学会では各国からの参加者の

ために、古城見学、古城でのコンサート、クルージング、名所めぐり、ワイン

専門の居酒屋など、沢山の観光も準備されていて、こんなにサービスの良い

国も初めてで大変驚いた。S教授と友人と一緒に参加したのは、古城コンサート

クルージング、ワイン居酒屋だったが、古城でのコンサートは、演奏も

ムードも、本当に素晴らしく今でも忘れられない。

 友人と私は、広い会場で基調講演をなさるS教授の資料を、大勢の参加者に

配るお手伝いをした。パワーポイントで英語で講演をなさるお姿に、私は何故か

胸が熱くなった。すでに大学教授だった友人は発表していなかったが、もしか

したら、それが彼女を「国際心理学会で発表」しようと決意したのかも知れない。

 「あなたも一緒にやらない」と言われたが、学識のない私にはとても高い壁

だった。いつも観光気分で出席していた国際心理学会だったが、その日の感動

や友人の一言が私を駆り立てたのかも知れない。

毎日必ず夢を見るが、あまり楽しい夢は見たことがないが、今度はとても

懐かしい楽しい夢だった。次はパリかインドの夢を見たいと思っているが

そう簡単に見られるはずがない。昔心理学で「夢は大脳の疲労を取るため」

と学習したが、私はその反対なような気がしてならなかったが、でも、こんな

楽しい夢なら確かにそうかも知れないと思った。

 それにしても・・・月日の流れは何と早いのだろう。

現在の私とはあまりに違う毎日だったあの頃、また眠れなくなった。

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