ビビッド能里子トーク・サロン

医学的にも珍しい満十年の認知症介護について。自己分析や気分転換、幸せを感じる心の癖の付け方、メチャ料理など楽しく書きます

昨日は娘の誕生日

2019-08-21 07:12:24 | エッセー
 娘を生んだのは、急遽帝王切開になった難産だった。その時代はまだ冷房がなく
3日間全く体が動けず、猛烈な暑さと、その痛さに耐えた経験は、本当に苦しく
辛かった。あれから60年。そんな娘も還暦になったが、職業は違ったが頑張って
いる娘に、あの頃の自分のイメージと重なった。メッセージカードをつけて
60本のバラを送ったが、色々考えさせられた何とも感慨深い日だった。
 
 思い出せば私の60歳は、「自分に賭けた7年間のご褒美パーティ」を、一流
ホテルで開くと決め、120人以上を招いて開いた。支配人に「こんなに格調高く
華やかなパーティは滅多にありません」と褒められたほどだった。
 もっとも嬉しかったのは、母、娘、孫3代で踊ったダンスだったが、その頃連載
していた「日本生産性新聞」のコラムに「第二のスタート」として書いた。
 今はあの頃のような気迫がない、私このまま老いさらばえていくのかしら?
時の流れには逆らえられないのは承知だが、ちょっと淋しい気がする。
 
※83歳のベテラン作家が伝える人生を楽しく生きるコツ
 (まぐまぐ編集の方が書いてくれた文です)
2019年2月から始めた有料メルマガ『小池能里子の「人生を思い通りに明るく生きるコツ」』は、著書43冊のベテラン作家・小池能里子が自ら日々実践してきた“明るく生きるコツ”をお伝えする手紙のようなメルマガです。あとちょっと頑張れば週末を迎える木曜日の朝に毎週お届けしています。

・認知症9年目ながら今でも優等生な旦那さんのこと
・歳を重ねても心も体も元気でいるためのポイント
・夫婦生活をより豊かに幸福なものするための工夫
・平凡な生活を楽しく生きるコツ
・人間関係をスムーズにする方法
・不快な感情を素早く捨てる

ダンス教師、ヨガ指導者、心理カウンセラー(世界心理治療学会で発表)作家、表情筋トレーナー、ヒーラーなど、10以上の肩書きを持つ小池能里子がコラムでお伝えしていきます。中でも認知症発覚から約9年、症状が進行していない旦那さんとの夫婦関係を良好に維持する能里子流の介護術は、家族の認知症介護で苦労している人にひと筋の光明を見出してくれます。

相談や質問も受け付けているので、お悩みがある方、話を聞いてほしい方もこのメルマガをご活用ください。登録した最初の月は無料で読めるので、お気軽にお試しください。もし気に入ったら、翌月から月額800円(税別)で購読頂ければ幸いです。
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ウイーン大学「世界心理学会」の思い出

2019-08-20 02:18:00 | エッセー
 あのフロイトが卒業し、そこで教鞭を取ったウイーン大学で開催された
「世界心理学会」過去に参加したどこの国より盛大で、世界各国からの参加者
も多く華やかで圧倒されるようだった。学会参加者のために、古城見学、古城
でのコンサート、クルージング、名所めぐり、ワイン専門の居酒屋など、沢山
の観光も準備されていた。こんなにサービスの良い国も初めてで、大変驚いた。
S教授と友人と一緒に参加したのは、古城コンサート、ワイン居酒屋だったが
古城でのコンサートは、演奏もムードも、本当に素晴らしく忘れられない。
※ウイーン大学で

 友人と私は、広い会場で基調講演をなさるS教授の資料を、大勢の参加者に
配るお手伝いをした。私は広い階段教室で英語で講演をなさる姿に、何故か胸が
熱くなった。その頃はまだ大学教授だった友人も発表していなかったが、もしかしたら
それが彼女を「国際心理学会で発表」しようと決意したのかも知れない。
 「あなたも一緒にやらない」と言われたが、学識のない私にはとても高い壁だった。
いつも観光気分で出席していた国際心理学会だったが、その日の感激や友人の一言が
私を駆り立てたのかも知れない。

 学会参加後にその頃チェコスロバキアに住んでいた知人に誘われ、帰りに列車で
4時間ほどかけてチェコへ行ったが。約4時間程だった列車の旅は、広くて
のどかな田園風景が広がり、如何にもヨーロッパらしい風景を楽しんだが、食堂車
もまた美味しかった。着いたチェコでは知人夫妻が、色々なところへ案内してくれ
たが、そのとき私が一目ぼれして買ったのが「チェコガラスの置物」だった。
 それが2・3年前から接着が取れだし、だんだん離れていくガラスの花びらに
どうしようもなく「ウイーンの思い出がなくなっていく」と悲しかった。
 でも、友人に「経堂にあるお店に持って行ったら」と言われ、持っていったら
きれいに修復されて帰ってきたので、とても嬉しかった。
 最近機嫌の悪い私は、友人のメールを無視しているが、これは「有り難う」と
言いたい。

 それにしても・・・最近メルマガを書いているため、ブログは短文にしたが、また
夜中に目覚めこれを書いたが、久しぶりに長文になった。
 学会の帰りのチェコより、ウイーン大学の「世界大会」の思い出がこの
「ガラスの花の置物」だ。馬車で巡った街並み、ドナウ河のクルージング、古城見学
などなど、あんなに楽しく華やかな国際学会はなかったと、いろいろな場面が走馬灯
のように脳裏を駆け巡った真夜中だった。

 83歳のベテラン作家が伝える人生を楽しく生きるコツ
 (まぐまぐ編集の方が書いてくれた文です)
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   ・歳を重ねても心も体も元気でいるためのポイント
   ・夫婦生活をより豊かに幸福なものするための工夫
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   ・人間関係をスムーズにする方法
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良好に維持する能里子流の介護術は、家族の認知症介護で苦労している人にひと筋の
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今年一度もセミの声を聞いていない

2019-08-19 07:15:32 | エッセー
 新宿から15分、小田急線梅が丘駅前通りにある我が家は交通の便がよく
そのため身軽に行動できるので感謝している。でも、気づいたら8月も
後半なのに、只の一度もセミの鳴き声を聞いていない。
 近くに緑豊かな羽根木公園はあるが、あまりにも暑く最近ずっと行って
いない。昨年までは家のベランダでも聞こえたセミの声。

 それぞれの家に庭があり、樹木もあったが、すべて小さなビルになり、自然環境
から離れた駅前通りは、季節感が全然ないと今更ながら気づいた。
 東京で生まれ育った私は、それなりの自然の移ろいは絶えず感じていたが・・・
でも、8月後半までセミの声を聞いていないのは、たまらなく淋しい。
今日は羽根木公園へ行って、セミの声を聴きたいと思っている。
 今セミの声が聞こえたので、ベランダに出たら、それはテレビの中だった。



 ※お知らせ
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との夫婦関係を良好に維持する能里子流の介護術は、家族の認知症介護で苦労して
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そう長くない命だから

2019-08-18 05:37:11 | エッセー
「あきらめる、忘れる、気にしない」 これは「アマゾンの心身の健康面」で、
ずっと一位の10年以上昔に書いた「ぐるぐるキモチをスキッとさせる方法」
明日香出版の表紙に書かれている文だ。これはカウンセリングに来たクライアント
に「これを呪文のようにくり返して」とアドバイスした言葉。
 そんな私がときどき自分らしくない」と思うほど、過ぎたことにこだわっている。
「過去1,現在7、未来2」の比率で長年生きてきたけど、11月で84歳になる私。
そう長い命ではない。

 死ぬのなんて全く怖くもないし、長生きしたくないと思いながら、この年齢まで
生きたのは心理学のお陰だと思う。死ぬまで元気でいるのが理想だから、自分を
実験台にして、いろいろと「楽しい努力」をしている。
 死ぬのも何か楽しそう。ある大学病院に検体登録してあるから、死んでもお役に
立てるのも嬉しい。朝目覚めた途端に鏡を見る習慣があるが、ウフフ、とても老婆
には見えず、きれいなお肌と感じたのは、近眼のせいかも・・・
 自画自賛、誰も褒めてくれないから、自分でほめなくては。朝からハイな気分
今日から「過去1、現在8、未来1」に変えて生きようと思った。
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閉塞感に耐えられなくて

2019-08-17 13:23:50 | エッセー
さっきプリンターのインク切れで印刷できなくなり、渋谷にしようか新宿に行
こうかと一瞬迷ったけど、「本を読めるのは電車だ、往復で30分読める」と電車
に決めた。優先席が開いていたので、座ってすぐに本を読みだしたが、何だかとても
息苦しい。周りを見回したら優先席にぴったりついて男性が立っていた。
 私は閉所恐怖症なので、狭いところは苦手だが、立っている男性が私に圧迫感や
閉塞感を与えているのだと感じた。

すると代々木八幡で前が開いたので座り変えたら、まったく気持ちが変わったので
驚いた。まだそこに立っている人と、私が座っていた席をさりげなく撮った。
 新宿駅に着いてから、今まで自分が座っていたシートを撮ったが、神経質の私は
度々こんなことがあるので困っている。新宿駅発のいつも空いた電車に座れるのは
当然だが、それはとても有難いことなのだと思った。それにしても・・・
往復30分間今夢中で読んでいる本が読めたのは、とても嬉しかった昼下がりだった。
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