今日は、聖シュテファン寺院の内部をご紹介します。
3ユーロを払って入ると、
正面の主祭壇、左側のノイシュタット祭壇、
右側の、ハプスブルク家フリードリヒ3世のお墓などを間近で眺めることができます。
主祭壇には絵が描かれていますが、
この寺院の守護聖人の聖シュテファンが殉教する場面だそうです。
向かって左側の見事な彫刻で覆われたノイシュタットの祭壇は、
キリストや聖母マリアの生涯が描かれています。
ピルグラム作の説教壇は、タメイキが出るほど精巧です。
石の透かし彫りだそうです。
階段にはカエルが・・・
あとで調べてわかったことですが、
悪のシンボルとしてカエルと蜥蜴が描かれていて、
それを善の象徴である犬がさえぎっているそうです。
歴史背景などを前もって勉強しておかないと、
ただ通り過ぎるだけになってしまいますね~
興味深かったのが、パイプオルガンの調律(または修理)をしていたこと。
パイプを動かして音を調整するんですね。
ピアノなら少しはわかるけれど、
パイプオルガンとなるとまったく???・・・
おそらく調整の道具と思われます。
今年は、ハイドン没後200年という記念の年にあたっていますが、
ウィーンでも様々なイベントが行われているようでした。
シュテファン寺院では、
オラトリオ「天地創造」のコンサートが17(土)に行われるということで、
譜面台やティンパニが置かれていました。
そんな興味もありましたが、何しろダイナミックで美しい・・・
20年前、最初にウィーンを訪れて
ここに来た時の感動が思い出されました・・・