人生修行の旅

「笑って、野垂れ死ぬ!!」
そのために、この人生をどう生きて、この命を何に使うか?人生一度きりの生き方を実験中!!

インド回想記~らりった若者~

2007年09月10日 | Weblog
夜のプージャ(礼拝)を見終えた私は宿に帰ろうとした。
がしかし、ガンジス周辺は入り組んだ迷路のような道であり、昼間にバタバタした経緯もあって完全に道がわからない。よってもう一度河に引き返しヴィッキーに聞くと知ってるという。夕飯をご馳走するということで案内してもらうことにした。そして、まずは定食屋に向かうことに。なんだかヴィッキーの後ろにちっこいのが一人ついている。弟もいいか?と聞いてきたので、ノープロブレム。旅の友は道連れだ。
定番のようにカレーを注文。ヴィッキー兄弟も二人で一皿注文。せっかくだから、一皿ずつ食べなよと勧めると、遠慮する。その代わり家族にいいかと聞くので、ノープロブレム。家族思いだと関心しつつも、頼んだのは私のカレーの四倍の値段がするカレーの。おいっと突っ込もうと思ったが、それは格好悪い。
インドに来て、盗まれ騙され、脅されで少々心が荒んでしまっている。因果応報のこの世のなか、明日はきっといいことがあるだろう。

カレー屋の帰り道暗やみで突所として腕を捕まれる。明日はどのボートに乗るんだ?ガンジャはやらないか聞いてくる。ふざけるなと怒ろうと思ったが、少年の目は正気を失い、狂気の目であった。完全にラリッテいる。そんなとき、前を歩いていたヴィッキーが助け舟を出してくれて、なんとかことなきを得た。ありがとう、この借りは必ず返すよ!と、私は英語が分からなかったので日本語で話した。

明日のガンジス河の日の出クルーズもお願いするよ船長と伝え、宿に着いた。
恒例の夜の散歩に出る元気とやる気は残ってなかった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする