休日の朝ランの勧め

休みの日の朝に近所を走ると新たな発見がある。

いつもはサラリーマンで賑わう場所もしんとしている。

少し足を伸ばすと急に緑の多い場所に出た。緑の匂いが過去の記憶を喚起する。小学生時代にいつも一人で走っていた姿川が重なる。
川に鴨がたくさんいた。
不思議なことに、まだ4、5歳の頃に鳥の猟をしていた父親の後を山や川のほとりで追いかける私がいる。

匂いや風景がきっかけとなり、蓄積されたメモリーから様々なことが出るのは楽しい。

朝もやけの中に、必ず走る海外の国々。混沌や騒音の中に朝は一瞬の静寂がある。一つの国の違う顔を見た瞬間である。日本も同じだ。

誰でも色々な物を背負い、色々な顔をして生きている。

朝のランニングは一味違う。