人生修行の旅

「笑って、野垂れ死ぬ!!」
そのために、この人生をどう生きて、この命を何に使うか?人生一度きりの生き方を実験中!!

いつかは記録に残しておこうと思って書けなかったこと①旧earthについて

2019年07月07日 | 挑戦
なぜ2014年にランニングステーションearthは誕生したのか?

正直というと自分でお店を持つことなんてあまり考えてもいませんでした。
ただおぼろげながらに、時間があった際に

もし自分がお店を持つとしたら
〇皇居に近い
〇ランニング指導もできる
〇パーソナルトレーニング指導もできる
〇一人じゃ難しいだからトレーナー達とシェア
というのを自分のノートに書いていました。

その1か月後に、数年前に私のランニングセミナーを受けてくださった方が、
私がお店等なく外でランニング指導をパーソナルで指導されているのを見て
ここはちょうどいいかもと声を掛けてくれました。

そこは皇居にもほど近く、市ヶ谷・半蔵門・九段下から徒歩10分くらいにあるスタジオ。
どうやら3か月後の2014年の2月末で前の施設が退去するので、その後にいかがという話でした。

借りるつもりはまるでなかったのですが、ノートに書いたイメージの施設が突然やってきて、
せっかくだから見学だけはさせてもらいました。





それから1か月後、とある電話がかかってきました。

「山口先生、やっぱりダメです。。。どうすればいいですか。。。」

大学4年生のネパール人シャムさんからの力ない声。とても優秀な彼でも
就活がうまくいかずに、心が落ち込んでいるのがよく分かった。残り2ヵ月ちょいで就職できないと日本に残りたいのに、
帰らなければならない。

ネパールとの関係はここでは割愛するけど、相互に交流していてシャムさんとは約5年のお付き合い。
万が一、就活がうまくいかなかったら最後の手段として連絡してと伝えていた。

連絡がきたということは最終手段に出た模様だ。

最初はクライアントの経営者の誰かで人手がないと言っている方にお願いをしようと思っていた。
が、皇居近くのスタジオの案件と絡めたらどうにかならないのかと一生懸命に頭に汗をかいて考えた。

そして、企画が練りあがり、一緒にネパールに行ったこともある所属する柔道部の監督のところに話を持っていきました。
面白いし、悪くない話だね。そこにシャムさんを社員にするという抱き合わせで提案。

信頼関係があったが故にその話を受諾してもらい、ランニングステーションearthはスタートすることになりました。

2014年の3月1日に契約スタートで入居して、3月2日にプレオープン。

当初はランニングステーションなのにロッカーもない。ないない尽くしの中でスタート。

通常では考えられないようなことが多々ありました。
そもそも施設の契約も1年毎。管理会社からは早ければ1年くらいで契約が終わりますよと言われていたので、
集まったearthを活用するトレーナーには、開口一番「いつどうなっても大丈夫なように活動してください」と伝えていました。

普通は安心するような言葉を掛けるのでしょうが、本当の事を伝えたので信頼を頂き、皆さんとともに
「ときわ荘」を目指していきましょうと相互に切磋琢磨しながら、日々過ごしていきました。

だからなぜお店を持とうと思ったのですか?

どんな熱い想いがあったのですか?

と聞かれましたが、そんな流れがやってきて、どこからか「ここは逃げるな!立ち向かえ」という声が聴こえて
ちょっと頑張ったからです。

たまたま私のランニングセミナーを受けてくれた方が、私の外でパーソナル指導をしているのを見ていなかったら、
シャムさんが就活でうまくいったら、
企画に乗ってくれる社長がいなかったら、

私がお店を持つこともなかったし、
earthが誕生することもなかったのです。

だからつくづく流れや縁って不思議だなって本当に思います。

もちろん大変なこともめちゃくちゃ多かったし、
それはないですよ!!と憤りを感じたことも多々ありましたが、
旧earthをまる5年継続したことは私にとっての財産であり、授業料を払って修行したと思えば望んでいることですね^^
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