未開の山リトリートですが、なかなか火が付かないために、火の起こし所を絶賛探っています。
こちらの企画は私の原体験を参考にしています。何歳になっても自分の想定外の経験をすると、価値観が壊れて柔軟で寛容な人間になり、(あわよくば人生をもっと楽しめる人が増えると)もっと善き社会に繋がるのではないかと勝手に思い込み、参加者があまり集まらないのにやっています。
就活全敗をしてフリーターをしていた頃、
初のバックパッカーでタイに行きました。
普通ではない体験がしたい!!
とラオス人のガイドと一緒にヒッチハイクでタイの山奥に向かいました。
なんとか村に着くと後は自由にしてねとガイドと分かれました。
村人にカメラを向ければ逃げ出し、誰とも仲良くなれず、あまりのカルチャーショックに茫然自失、、、
常識や当たり前でガチガチに固められた当時の私にとっては、自然の中で暮らし、異なる文化で生きている生活を理解できませんでした。
自分の中で葛藤し、「このままでいいのか?」「このままじゃダメだ」と自問自答を繰り返し、思い切って一歩踏み出し、村の学校へ行き子ども達と遊びました。
暗くなりかけた頃に村へ戻るとどこの家もウェルカムでした。
たまたま立ち寄った一つの高床式の家がありました。
その家の主人とは言葉はまるで通じないのですが、同じ歳というのだけは分かりました。
不平不満愚痴を言い、うまくいかないのを他人のせいにしていた私
朗らかな顔と存在感で一家の大黒柱をしている男
スコールが降ってきたのもお構いなしに真っ暗闇の中を外に出て、ずぶ濡れになって何かを持ってきました。
手には瓶ビール。
貴重な飲み物を見ず知らずのたまたま家にやってきた私に注いでくれました。
僅かな灯りの中で、生ぬるい最高のビールを飲みました。
話しが通じないから会話はすることはなかったけれど、その場にただただ居合わせただけで、自分の器の小ささを知り、心が癒されていくのを感じました。
生き方や価値観、言葉も違う人と過ごしたあの時間は、私の大きな財産になりました。
たまに生ぬるいビールが飲みたくなります笑
今までの常識とはちょっぴり違う世界を体験することが誰かの何かに繋がると信じて、未開の山に人リトリートの参加者が増えることを願っています🙏
⭐︎プレゼント⭐︎
私が24歳の時に書いた体験記「タイの山奥へヒッチハイク」、ご興味ある方はお気軽にhttp://www.k-kakumei.com/ ホームページのお問い合わせよりご連絡ください。(PDFデータをお渡しします^ ^)