【これが富士山ですよ】
令和元年富士登山〜いにしえの道から頂きへ〜からあっという間に1週間。
あの非日常な24時間が、日常になると恋しくなります。
昼の12時に参加者、スタッフ合わせて16名が富士山駅に集合。
縁起が良いことならなんでもと、登山開始前にパワースポットとしても名高い神社へ向かう面々とバスの人数交渉のために残る私。
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いにしえの道のスタート地点へは、バスとは言っても7〜8人乗りのバンを使い、乗りきれない場合はタクシーをバス代わりに増発してくれます。
スタート地点の馬返しで、邪魔にならない場所を探してオリエンテーション。南は愛知、北は上尾から初対面の方々がすぐに打ち解けるのは、何かある種の同じ匂いを感じているからでしょうか。
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空からポツリポツリとやってきてくれたので、雨具を着てから出発。たちこもる木々の匂いを嗅ぎながら、緑の屋根の下を進んでいきます。
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近々富士山を走るマラソン大会があるため、多くのトレイルランナーが駆けおりてきます。先頭で歩いていると前から走ってくる人の動き方の特徴がついつい目に入ってしまう。
2合目、3合目、4合目、とコースタイム通りに着々と登ります。
4合目を過ぎたところに100人中99人は、気付かずに通り過ぎる場所に神社がありました。
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偶然にも参加者の1名が祝詞をあげられるということで、急遽お願いしました。終えた瞬間に雨が弱まり、空がパッと軽くなったのは誰もが感じた不思議な体験です。
6合目の山小屋に着き、早速夕ご飯。手作りのハンバーグにポテトサラダとご飯と味噌汁。山の中で手作りの料理が食べられるのは本当に有り難いです。
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5人のスタッフが集まり、翌日への打ち合わせ。16名をお鉢周り組となんとか登頂組に分けて、各種作戦を練り就寝です。
綺麗な山小屋に1人一畳以上はある寝床は本当に快適です。
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すぐに眠れると思いきや、雨雲レーダーと様々なパターンを想定して、仕事モードになってしまいなかなか寝つけないけど、たまにはいい緊張感^_^
0時に雨が降る中出発。
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だーれもいない安全指導センターを過ぎ、7合目に向かう何もない登山道を黙々と進みます。
雨脚が強まり、風が吹きそうになるところで山小屋地帯に着き、中で食事をとり休憩させてもらいます。初めての富士登山でこの雨では流石にきついはずにも関わらず、参加者同士で世間一般的には悪条件でも優しい言葉を掛け合って、気持ちを保っています。大きな声では言えないけれど、こういったシチュエーションは結構好き^ ^
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が、強過ぎる雨によりレインウェアの中に雨が入り込み、身体も濡れてしまっている。参加者の様子と心境を聴き、今回のピークを8合目3100地点に変更。
「こんな夜中に、こんな雨の中を、岩を這いつくばっていく経験ができるのもあと僅か1時間!名残り惜しいけど、後1時間楽しみましょう。」
と7合目からの小川のように水が流れてくる岩場を皆さん全身使ってゆっくり登っていきます。
「こんな苦しみを体験できるなんて、日常ではなかなかないですよ。これが富士山ですよ!」
8合目の山小屋太子館3100m地点に到着。
「この状況の中で3000mを超えられた!!」と参加者たちも笑みがこぼれます。
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そこから下山ルートに移動して、長々と続く砂利道を落石に注意しながらズンズン進みます。
「ただいまー」
つい7時間前に出発した山小屋 星観荘で、朝食と暖を取り疲れた身体を労わります。綺麗な室内に、丁寧な対応本当に有り難いです。
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出会ってから24時間もたってないのに、戦友のように親しくなる参加者の面々。誰もが「いい経験ができた!!」と前向きにあの時の出来事を嬉しそうに語ってくれます。
令和も頑張れよ
しっかりやれよ
幸せな修行の時間を本当にありがとう。
登頂の楽しみが増えて人生がさらに深まります。
自然の厳しさを知り、参加者の方の思いやり優しさを知りました。真っ暗闇の雨の中、7合目~8合目のロッククライマーになったような気分で登り詰めてる時は最高でした。
雨と風の嵐のような天候の中でずぶ濡れになりながら、ヘッドランプの灯りだけを頼りに、暗闇の中を小川のように水の流れる岩肌を登る中で、普段は使わない危機管理モードの神経を総動員したための疲労感だと思います。
大いに修行させていただきました!
帰りのバスの時間を早めに変更しようとログインすると10時発がなんと17名分空いている。16名全員が同じバスに乗るやいなや全員が修学旅行生のように熟睡...
それぞれが
登山の厳しさ、自然の偉大さ、仲間の大切さ、
様々な気付きや学びを得た
令和富士登山。
そう簡単には1合目からは登らせてくれません。
「これが富士山ですよ」
にっこりと微笑ましく富士山が囁いてくれました。
また来年!?
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参加してくださった方々
阿吽の呼吸でサポートしてくれたスタッフの皆さん
色々とご配慮してくれた山小屋 星観荘、太子館
雨と風で当たり前の幸せさを教えてくれた自然さん
楽しい修行をさせてくれた富士山
本当にありがとうございました!
令和元年富士登山〜いにしえの道から頂きへ〜からあっという間に1週間。
あの非日常な24時間が、日常になると恋しくなります。
昼の12時に参加者、スタッフ合わせて16名が富士山駅に集合。
縁起が良いことならなんでもと、登山開始前にパワースポットとしても名高い神社へ向かう面々とバスの人数交渉のために残る私。
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いにしえの道のスタート地点へは、バスとは言っても7〜8人乗りのバンを使い、乗りきれない場合はタクシーをバス代わりに増発してくれます。
スタート地点の馬返しで、邪魔にならない場所を探してオリエンテーション。南は愛知、北は上尾から初対面の方々がすぐに打ち解けるのは、何かある種の同じ匂いを感じているからでしょうか。
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空からポツリポツリとやってきてくれたので、雨具を着てから出発。たちこもる木々の匂いを嗅ぎながら、緑の屋根の下を進んでいきます。
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近々富士山を走るマラソン大会があるため、多くのトレイルランナーが駆けおりてきます。先頭で歩いていると前から走ってくる人の動き方の特徴がついつい目に入ってしまう。
2合目、3合目、4合目、とコースタイム通りに着々と登ります。
4合目を過ぎたところに100人中99人は、気付かずに通り過ぎる場所に神社がありました。
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偶然にも参加者の1名が祝詞をあげられるということで、急遽お願いしました。終えた瞬間に雨が弱まり、空がパッと軽くなったのは誰もが感じた不思議な体験です。
6合目の山小屋に着き、早速夕ご飯。手作りのハンバーグにポテトサラダとご飯と味噌汁。山の中で手作りの料理が食べられるのは本当に有り難いです。
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5人のスタッフが集まり、翌日への打ち合わせ。16名をお鉢周り組となんとか登頂組に分けて、各種作戦を練り就寝です。
綺麗な山小屋に1人一畳以上はある寝床は本当に快適です。
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すぐに眠れると思いきや、雨雲レーダーと様々なパターンを想定して、仕事モードになってしまいなかなか寝つけないけど、たまにはいい緊張感^_^
0時に雨が降る中出発。
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だーれもいない安全指導センターを過ぎ、7合目に向かう何もない登山道を黙々と進みます。
雨脚が強まり、風が吹きそうになるところで山小屋地帯に着き、中で食事をとり休憩させてもらいます。初めての富士登山でこの雨では流石にきついはずにも関わらず、参加者同士で世間一般的には悪条件でも優しい言葉を掛け合って、気持ちを保っています。大きな声では言えないけれど、こういったシチュエーションは結構好き^ ^
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が、強過ぎる雨によりレインウェアの中に雨が入り込み、身体も濡れてしまっている。参加者の様子と心境を聴き、今回のピークを8合目3100地点に変更。
「こんな夜中に、こんな雨の中を、岩を這いつくばっていく経験ができるのもあと僅か1時間!名残り惜しいけど、後1時間楽しみましょう。」
と7合目からの小川のように水が流れてくる岩場を皆さん全身使ってゆっくり登っていきます。
「こんな苦しみを体験できるなんて、日常ではなかなかないですよ。これが富士山ですよ!」
8合目の山小屋太子館3100m地点に到着。
「この状況の中で3000mを超えられた!!」と参加者たちも笑みがこぼれます。
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そこから下山ルートに移動して、長々と続く砂利道を落石に注意しながらズンズン進みます。
「ただいまー」
つい7時間前に出発した山小屋 星観荘で、朝食と暖を取り疲れた身体を労わります。綺麗な室内に、丁寧な対応本当に有り難いです。
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出会ってから24時間もたってないのに、戦友のように親しくなる参加者の面々。誰もが「いい経験ができた!!」と前向きにあの時の出来事を嬉しそうに語ってくれます。
令和も頑張れよ
しっかりやれよ
幸せな修行の時間を本当にありがとう。
登頂の楽しみが増えて人生がさらに深まります。
自然の厳しさを知り、参加者の方の思いやり優しさを知りました。真っ暗闇の雨の中、7合目~8合目のロッククライマーになったような気分で登り詰めてる時は最高でした。
雨と風の嵐のような天候の中でずぶ濡れになりながら、ヘッドランプの灯りだけを頼りに、暗闇の中を小川のように水の流れる岩肌を登る中で、普段は使わない危機管理モードの神経を総動員したための疲労感だと思います。
大いに修行させていただきました!
帰りのバスの時間を早めに変更しようとログインすると10時発がなんと17名分空いている。16名全員が同じバスに乗るやいなや全員が修学旅行生のように熟睡...
それぞれが
登山の厳しさ、自然の偉大さ、仲間の大切さ、
様々な気付きや学びを得た
令和富士登山。
そう簡単には1合目からは登らせてくれません。
「これが富士山ですよ」
にっこりと微笑ましく富士山が囁いてくれました。
また来年!?
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参加してくださった方々
阿吽の呼吸でサポートしてくれたスタッフの皆さん
色々とご配慮してくれた山小屋 星観荘、太子館
雨と風で当たり前の幸せさを教えてくれた自然さん
楽しい修行をさせてくれた富士山
本当にありがとうございました!