先祖代々の未開の山へ叔父さん一家と母を案内しました。
ぬかるんだ坂道を皆で手を取り合い、なんとかベースキャンプに到着。
困難な道は、人々を仲良くさせるのにとってもいいアトラクションになるようです。
祖父の長男である叔父さんが、
「先祖代々の山は山口敬志くんが引き継ぎましたから安心してください!」
と山に向かって語り、粋な計いをしてくれました。
以前に祖父の家から山に持ち運んだ桶をテーブルにして休んでいると、
母がこの桶を見て
「この純丸は、台風で遭難して皆なくなった船だよ」って言ってました。(ちなみに漁師をしていた祖父の船の名前は鈴丸。)
なんで祖父の家にあったのかは
誰も分からないですが、
話半分に聞いてました。
そして翌日
『やんごめくいくい』
という地方独特の儀式の後にお墓参りをしました。
母がお寺側にまわり「あったよー」
と叫んでいます。
行くと、そこには純丸の殉難者碑がありました。
本当だったんだ!!と驚き、石碑を見ていると、
横に台風で遭難した日付が刻まれていました。
そして、その日付が母の生まれた生年月日と同じだったのです!
この不思議なご縁に何かを感じた母は、
私に10円玉を借りて石碑に置き、
手を合わせていました。
「宝くじが当たりますように」
周りにいた方々がズッコケました。。。
どうぞリラックスして安らかに。