夏季休みを活用して、
先祖代々という道なき道の先にある南房総の未開の山に一人で入ってきました。
快適で便利な現代社会から
ちょっぴり離れて何もない場所へ。
仕事を終え、墓参りを済ませて、山に着いたのが17時過ぎ。
暗くなるまでの1時間ちょっとの間にやる事は盛り沢山です。
○寝られる平な場所探し
○虫除け対策(蚊取り線香等)
○タープ(雨風をしのぐ)張り
○テント設営
○たき火の準備(小川へ水汲み、薪の準備等)
○夕飯の準備
技術等まだまだへっぽこなのですが、
とりあえず何とか一晩過ごせる状態へ準備完了。
雨で湿った木に火をつけるのは、なかなか面白く大変でしたが、
試行錯誤しながら10分ほどで火がつきました。
時刻は19時頃。
することが特に何もないので、
ただただボーっと火を見ながら、
途中の商店で購入したおにぎりと焼きビーフンを食べ、
祖父の家に置いてあった数十年前の酒(ウイスキー)を飲みました。
雨風を凌いでくれる屋根(タープ)に、
イス(レジャーシートに雨具)があり、
食べ物と火と酒があるだけで感じる幸福。
『なるべくたくさんの「幸せ」を感じてやるのが、自分自身に対する義務であり、礼儀である。』
(ゴルゴ流 サバイバル人生論 さいとう・たかを 著 引用)
前回のオープンテントでは、虫がまとわりついてなかなか寝られなかった経験を活かして、
今回はチャックのついているテントを持参。
便利な生活とちょっと離れてみるとか言いつつ、
結局は現代社会に頼っているじゃんと自分に突っ込みます。
(使ったアイテム、ザック、タープ、ロープ、ペグ、とんかち、蚊取り線香、のこぎり、ペットボトル、メタルマッチ、火口、火吹き棒、テント、レジャーシート、スコップ、マット、服などなど)
山に来る途中の畑で出会ったイノシシ一家は、
何も持たずに生きているのに、
自分は色々と持参して、
たった一晩を何とか過ごそうとしている。
本当に弱いことを体感。
チャック付きのテントに潜り込み虫さんとの対決もなく
快適に就寝しました。
たまにはこんな時間の過ごし方もいいもんですね^^