ないものに憧れる!?

子どもたちがまだ小中学生だった15年くらい前、わが家のトイレに世界地図が貼られていて、「大」のときは暇つぶしに眺めていました。
まともな国の名前はだいたいシンプルです。日本、フランス、連合王国(イギリス)……　自信があるからごちゃごちゃしないのでしょうか。
反面、そうじゃない国は、良いとされている価値を誇示したがる。〇〇民主主義人民共和国なんて、最高のブラックジョーク。世襲の独裁国は国名だけはウソでも正しくしたいんですね。
中国は中華人民共和国が正式名称ですが、これもウソくさい。複数政党による自由な選挙なくして、人民のための共和国とは言えないでしょう。
ドイツも同じ。統一前のドイツの片方は、ドイツ民主共和国ですが、これは自由な選挙をやっていなかった東ドイツの正式名称です(反対はドイツ連邦共和国で、現在のドイツも同じ)。

何の話か分かりますね？　自民党は正式名称は自由民主党です。自由や民主主義を大事にする政党と思っていましたが、最近の振る舞い(NHKの人事に介入したり自由な言論に圧力を加えようとする)は違うようです。
総裁選挙だって、あんなにたくさんの国会議員がいるのに、たった20人の推薦人が集まらないとは……　新聞報道によれば(朝日新聞だけじゃありませんよ、笑)、安倍陣営は野田聖子氏の推薦人にならないようさまざまな手を打ったそう。仮に野田氏が立候補して選挙になったとしても安倍首相の再選は間違いないでしょう。いったい何を恐れているのでしょうか。
まともな国の例として「日本」と言えない世の中だけは来ないようにしなければなりません。