ホームレス支援に取り組んでおられる奥田知志さんの話を聴きました。弁護士会などが主催した「刑事司法と福祉の協働~気づくことから始まる更生支援~」シンポジウムの基調講演です。
奥田さんは率直に、いろいろ努力しても問題解決はなかなかうまくいかないことも多いと仰っていました。でも、相談できる人、頼りにできる人がいれば最悪の事態は避けられるとも。他人に迷惑はかけられないと、自分の息子を殺してしまった元高級官僚は、お金はあるが「助けて欲しい」と言えなかった典型でしょうか。
同趣旨のことは、貧困問題に取り組んでいる藤田孝典さんも言っています。お金はあるに越したことはないが、豊かな老後を送るのに必要なのは豊かな人間関係だと(『下流老人』195頁)
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