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山下敬吾本因坊、名人を奪取

2011-10-29 07:42:00 | 囲碁・将棋
山下敬吾本因坊が、4勝2敗で、史上7人目の名人・本因坊に就いた。
過去6人の名人・本因坊と比較して、山下は「武闘派」という過去にないイメージである。「殺し屋」のニックネームの加藤正夫名誉本因坊に近いか。山下の碁を解説者がよく「この不利な碁を逆転できるのは山下さんだけでしょう」と言う。
今シリーズも、第4局を逆転勝ちして3勝1敗としたのが大きかった。逆に黒番の次局は嫌な負け方だったが、尾を引かなかったようだ。この碁で、山下は優勢なのに井山の大石を取りにいって取れなかった。大石を取るのはアマチュアの特権で、プロは取らなくてすむなら取りにいかない。第6局も山下流を貫く大乱戦を制して名人を奪った。
山下が表舞台に登場するのは、小2で年上の高尾紳路を下して獲得した小学生名人だ。早熟の天才が順調に大成したということだろう。なお、名人だった井山も小2で小学生名人になっている。このとき決勝で井山の引き立て役になったのがNHK杯の聞き手を務めている万波奈穂2段だ。
山下は、北海道・旭川の出身。私もその先3時間列車に乗った街の出身なので親近感を抱く。旭川の居酒屋に入ると旭川出身の著名人として山下の名前もある。
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