森の中のティータイム

離婚を経験し子供達も独立 
暮らしの小さな発見をノートに。

ハンニバル ライジング

2007-09-04 | 映画ドラマ
このシリーズの4作目で、ハンニバル・レクターが
怪物と呼ばれる存在になった悲しい理由が描かれている。
借りようかどうしようか迷った挙げ句、手に取ってしまったことを
やはり後悔している。

思った以上に猟奇的部分が生々しく、評にあったとおり日本人女性
レディ・ムラサキの美しくも不自然な崇拝の儀式?等残念な箇所も多い。

ただ、風景のとらえ方の素晴らしさは、まるで美しい絵画を観るようだ。
目を覆うようなシーンが、それと交互に映し出されるので、
両極端な映像に、心はより乱れ鼓動が速くなる(要するに心臓に良くない)
やはり最初の「羊たちの沈黙」が、シリーズの中、一番の傑作かと。

で、昨夜はあまり眠れなかった。
心臓に良くない映画を観てしまったせいもあるだろうけど、
ぽんぽこちゃんが、やはり昨日も居なかったことが気になっている。
あの子はいつも繋がれっぱなしで、散歩させてもらっているのを
今まで誰も見たことがない。
多分、きっと、散歩なんかじゃない・・。

バケツに干からびた花が二つ、無造作に入れてあるのを見て
不安が湧き上がるのを振り払い、そのお宅のブザーを押してみたけど
何の反応もない・・・。
あの日、すがるような目で私を見たぽんぽこちゃんの顔が頭の中で
ぐるぐると巡っては悪い想像を打ち消す、長い長い夜だった。
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