森の中のティータイム

離婚を経験し子供達も独立 
暮らしの小さな発見をノートに。

動物を飼うということ

2007-11-19 | 動物
猫がいなくなって毎日のようにおばあさんから電話がある。
あげた写真を、別に住む娘さん二人に見せたところ、
我が家の方を本宅と思ってたようだと言われたらしい。

確かにそうかもしれない。
ベランダから家の中をじっとみていたあの目は、「何故入れてくれないの?」
と訴えるようだった。
娘のアレルギーさえなければ野良だと思っていた時に多分、家に入れ飼ったと
思う。




ベランダの箱の中に入れていた、ボアで出来た部屋用のペットハウスを
来年用にもう一つ買い置きしていたのも、野良だと信じていたからだ。
夏前に飼い主さんがいると分かった時には、冬、外の寒さに耐えて彷徨う
ボクの身を案じた日々が笑い話になり、どんなにホッとしたことか。



飼い主さんは私の怪我の心配までしてくださる。
私は本当は外飼い反対だったし、もし外に出さなければこんなことにも
ならなかった思うけれど、それを今更言っても仕方がない。
私が話し相手になることで、飼い主さんの心が少しでも癒されるなら
いつでもそうしてあげたいとも思う。

もしも本当にボクが私の身代わりになってくれたのなら、代わりに
残されたおばあさんをよろしくお願いしますよと、言われている気が
しなくもない。

近くの動物病院にも心当たりがないかを訊いてみたし、ご近所の
知り合いに会う毎に声をかけたけれど、忽然と消えたボクをあの後
見た人はいない。もしかしたら心ある人に野良として拾われ、
室内飼いをしてくれているのかもしれないと思えば少しは気も
晴れるが、今日も窓の外を眺めながらため息をついている。

来ないとすごく淋しいよ・・・ボク;;
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