森の中のティータイム

離婚を経験し子供達も独立 
暮らしの小さな発見をノートに。

橋下さんの「恥ずかしい嘘」

2013-05-28 | 思い・つれづれ
昨日の外国特派員協会での橋下氏会見を観た。
一番早く生放送していた「ミヤネ屋」初め、各社ニュース映像、デジタル朝日では
全会見内容もチェックした。

私見だけれど、まずひと言でこの会見での彼を表現するなら、『嘘つき』(笑)

進んで新聞等を読まなければ言い訳に騙されてしまった時代とは違い、
今彼がいくら「メディアの誤報」と言いつくろっても、彼の言う「切り取られた」
部分とそれ以外を接ぎ合せることは誰でも容易にできるし全文も読める。
動画サイトでもきちんと検証できる。そうすれば更に、彼の詭弁は覆されることに
なるのは間違いない。

彼がアメリカ軍司令官に話した言葉にも使った「活用」という言葉は、ここだけ
ではなく、この後何度もあちこちのメディアの前で彼は平然と用いている。
この「女性を活用」という表現が、彼自身が「女性をモノとして捉えている」こ
とを示しているように感じるのは、私が女性だからだろうか。

それに気付かぬ無神経さが彼に、米軍司令官への「好きモノのおっさんが交わす
猥談レベル」と批判された『進言』に至らしめたのだと思うし、この騒動の論点の
一つにもなったのだと思う。

昨日の会見では彼はこの表現を用いず「女性が利用された」または「女性を
利用したという事実があった」と言葉を変えて話していた。
似た言葉であってもこの場合「活用」は推奨「利用」は批判として受け取られる
ことを、誰かに原稿チェックしてもらう際、指摘でもされたのだろうか(笑)

今になっていくら彼が「女性の人権を守るべき」と、以前と「真逆」の立ち位置で
まことしやかに喋っても、当初の発言との明らかな違いに聴いていて寒気がするばかり。
この「世界中が性と戦場の問題をしっかりと議論するべき」という曖昧な問題提起
をひねり出すことで、彼は世界からの批判の矛先が別に向けられるとでも思ったの
だろうか。本気で心底そう思うのなら、先の発言はあり得ないはず。 

彼が弁護士として一流?かどうかは知らないけれど、この論点のすり替えのみな
らず、数週の間の「あざとい変わり身」は、人としては「滑稽」ですらある・・。
ましてや2007年に「慰安婦の強制連行はなかった」と主張し始めた自民党トップ
同様、河野談話を修正しようとする動きに同調していた橋下氏が、ここへ来て突如
「正反対の意味」で河野談話を標的にしてきたことは、全く呆れるしかない。

最近、あの櫻井よしこさん初め慰安婦強制連行はねつ造だと主張する向きも多い。
それでもこの河野談話が出された当時、私がいくつか観た特集番組の記憶では
当時でもすでに年老いていた元慰安婦の女性が、家族に配慮しつつもぽつりぽつり
とその辛い経験を語っていて、その言葉に偽りがあるとはとても思えなかった。
(最近の櫻井さん、ちょっとどうしちゃったのかと思う発言が多いですよね;)

橋下さんがもし女性だったなら、そして彼女たちの立場だったなら、口が達者な
だけに、きっと一番に糾弾したはず。
でもこんな人、クラスに必ず一人は居たよね(笑)
気付いたらいつの間にか「あれ?」って感じで有利な立場に身を置いてる人。

ん?   いっぱい積み上げてますねー^^:

 

気付いたらいつの間にか「あれ?」ってところに居る人がここにも(違

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