この番組を視聴録画してからかなり時間が経ってしまったけれど、この記事を書くことに
少し躊躇していました。内容が、インターネットとは切っても切り離せない「広告」につ
いて切り込んだものだからです。でも、gooという場所の安全性を信じて取り上げてみます。
今回は「嘘やヘイトも金になる ネット自動広告取引の闇」についての興味深い内容でした。
これについては、先日から友人の1人が「陰謀論」に染まっていることから、なぜ彼女がこの
ようなアヤシイ情報に翻弄されているのか知りたいと思ったのがきっかけでした。
そして、この番組や他の書籍(以前取り上げた本)などでその原因の一端が垣間見れた気が
しました。
以下、できるだけ番組の内容に忠実に記したく、画像が多くなりますがお赦しを。
グーグルや大手プラットフォームでは、昼夜を問わず広告のリクエストを世界中で処理し続けて
いるが、そのシステムは非常に複雑で仕組みも不透明なため、ネット広告に携わる人々でさえ、
よく分かっていないという。
一年で5千億ドルが取引されているというのに、どの広告がどこへ行き、投じたお金がどう使わ
れるか誰も解らない。
2016年の大統領選挙でトランプ氏の勝利に大きく貢献した「BREITBART」というアメリカ最大
の偽情報の発信元であるオンラインメディアは、FOXニュースとワシントンポストの合計よりも
その影響力が大きいと言われていた。そしてこのサイトには有名なブランドや会社の広告が多く
載っていたという。
しかし、フェイクニュースの発信元と言われるこのサイトに広告が表示されていたことを、広告
主たちは知らなかったという。これを知らされた後、ブランドや会社はグーグル広告から「BREITBART」
をブロックし、3か月で「BREITBART」は広告収入の9割を失った。
世界でもっとも有名なIT企業グーグルは、大きく分けると以下の3つに分類される
1 検索エンジン・・・ お金を払えば検索結果の画面に広告表示できる
2 YouTube ・・・・・動画を観る前に広告が出るので、」広告主はそこにお金を払う
3 グーグルアドセンス ・・・企業のサイトや個人のブログに広告を載せ、クリックされれば
その分サイトのオーナーに報酬を払う
広告を持つサイトの9割がグーグル経由で広告を載せているが、出した広告がどこに載るのか、は
っきり分からないようにしているという。
最もバカげたデマ情報サイトには、アマゾンやSpotifyといった大企業の広告まで載っていたという。
何故真のジャーナリズムが人々に届きにくいのか。それは、フェイクニュースが上質な記事や緻密
な調査報道、証拠に基づいた思考や考え抜かれた意見を駆逐し、社会全体を愚かな方愚かな方へと
誘ってしまうからだと、デジタルヘイト対策センターのイムラン・アーメド氏は語る。
巨大IT企業が 利益を増やすには、可能な限り利用者を自社のプラットフォームに繋ぎとめておかな
くてはならない。長ければ長いほど、より多くの広告を表示できるからだという。フェイスブック
のライバルは、Xなどではなく、「あなたが本を読んだり家族と過ごす時間」なのだと。
より多くの広告を見てもらうためには、あなたの視線を釘付けにする必要がある。利用者の心を奪
うのは「偽情報やヘイトといった感情を大きく刺激するコンテンツ」だという。
アルゴリズムは人々が最も長く留まるコンテンツに広告を配信する。そこが金を産む場所だから。
内部告発者の証言や調査の結果、運営企業はニセ情報を盛んに拡散する人たちがいるのを知りながら
それを避けるシステムに変更せず、ビジネスモデルを変えていないことが判った。彼らは道徳よりも
金儲けを優先している。
「審査システムがすべての広告を掲載前にチェックします」と言いながら、実際はほぼ有害な広告が
審査を通るのだという。物騒で危険な武器を販売する広告も野放しだったりするという。
嘘やデマ情報ばかりがどうしてここまで拡散してしまうかの仕組みは理解できたので、一旦終了して、
次回また続きをアップすることにします★
少し躊躇していました。内容が、インターネットとは切っても切り離せない「広告」につ
いて切り込んだものだからです。でも、gooという場所の安全性を信じて取り上げてみます。
今回は「嘘やヘイトも金になる ネット自動広告取引の闇」についての興味深い内容でした。
これについては、先日から友人の1人が「陰謀論」に染まっていることから、なぜ彼女がこの
ようなアヤシイ情報に翻弄されているのか知りたいと思ったのがきっかけでした。
そして、この番組や他の書籍(以前取り上げた本)などでその原因の一端が垣間見れた気が
しました。
以下、できるだけ番組の内容に忠実に記したく、画像が多くなりますがお赦しを。
グーグルや大手プラットフォームでは、昼夜を問わず広告のリクエストを世界中で処理し続けて
いるが、そのシステムは非常に複雑で仕組みも不透明なため、ネット広告に携わる人々でさえ、
よく分かっていないという。
一年で5千億ドルが取引されているというのに、どの広告がどこへ行き、投じたお金がどう使わ
れるか誰も解らない。
2016年の大統領選挙でトランプ氏の勝利に大きく貢献した「BREITBART」というアメリカ最大
の偽情報の発信元であるオンラインメディアは、FOXニュースとワシントンポストの合計よりも
その影響力が大きいと言われていた。そしてこのサイトには有名なブランドや会社の広告が多く
載っていたという。
しかし、フェイクニュースの発信元と言われるこのサイトに広告が表示されていたことを、広告
主たちは知らなかったという。これを知らされた後、ブランドや会社はグーグル広告から「BREITBART」
をブロックし、3か月で「BREITBART」は広告収入の9割を失った。
世界でもっとも有名なIT企業グーグルは、大きく分けると以下の3つに分類される
1 検索エンジン・・・ お金を払えば検索結果の画面に広告表示できる
2 YouTube ・・・・・動画を観る前に広告が出るので、」広告主はそこにお金を払う
3 グーグルアドセンス ・・・企業のサイトや個人のブログに広告を載せ、クリックされれば
その分サイトのオーナーに報酬を払う
広告を持つサイトの9割がグーグル経由で広告を載せているが、出した広告がどこに載るのか、は
っきり分からないようにしているという。
最もバカげたデマ情報サイトには、アマゾンやSpotifyといった大企業の広告まで載っていたという。
何故真のジャーナリズムが人々に届きにくいのか。それは、フェイクニュースが上質な記事や緻密
な調査報道、証拠に基づいた思考や考え抜かれた意見を駆逐し、社会全体を愚かな方愚かな方へと
誘ってしまうからだと、デジタルヘイト対策センターのイムラン・アーメド氏は語る。
巨大IT企業が 利益を増やすには、可能な限り利用者を自社のプラットフォームに繋ぎとめておかな
くてはならない。長ければ長いほど、より多くの広告を表示できるからだという。フェイスブック
のライバルは、Xなどではなく、「あなたが本を読んだり家族と過ごす時間」なのだと。
より多くの広告を見てもらうためには、あなたの視線を釘付けにする必要がある。利用者の心を奪
うのは「偽情報やヘイトといった感情を大きく刺激するコンテンツ」だという。
アルゴリズムは人々が最も長く留まるコンテンツに広告を配信する。そこが金を産む場所だから。
内部告発者の証言や調査の結果、運営企業はニセ情報を盛んに拡散する人たちがいるのを知りながら
それを避けるシステムに変更せず、ビジネスモデルを変えていないことが判った。彼らは道徳よりも
金儲けを優先している。
「審査システムがすべての広告を掲載前にチェックします」と言いながら、実際はほぼ有害な広告が
審査を通るのだという。物騒で危険な武器を販売する広告も野放しだったりするという。
嘘やデマ情報ばかりがどうしてここまで拡散してしまうかの仕組みは理解できたので、一旦終了して、
次回また続きをアップすることにします★