森の中のティータイム

離婚を経験し子供達も独立 
暮らしの小さな発見をノートに。

さよなら ぽんぽこちゃん

2007-09-06 | 動物
定期的に知り合いに送っているDVDを、郵便局まで持って行く
ついでに、少し遠回りしてぽんぽこちゃんの所へ寄ってみた。

やはり家には誰も居ない様子なので、二軒隣で庭いじりをしていた
おじいさんに尋ねてみた。
「ああ、死んだらしいよ。お腹がどうかしたってこと言ってたけどね」
それ以上詳しいことは知らないらしく、何を言ったか憶えてないけど
とにかくお礼を言って帰ってきた。

あの日のぽんぽこちゃんの様子が、あの後も気になりながら
私は暑さと忙しさで、その後一度だけしか会いに行っていなかった。
飼い主さんがいる限り、自分にはどうしてやることも出来ないことが
辛く、足が遠のく気分だったのも確かだ。蚊の群れ飛ぶ中で遊ぶ姿に
フィラリアの予防注射はしたんだろうか・・とか、心配でいっぱいに
なるおせっかいな自分だから。

昔結婚したての姉の家で飼っていたクロという犬が、お腹に溜めた
水に苦しみ、私たちで何度か水を抜きに獣医さんの所まで連れていった。
あの時のクロのように苦しかったんだろうか?

でも、ほんの少しのジャーキーにさえ、キラキラとした目で嬉しそうな
様子のぽんぽこちゃんには、いつも本当に癒された。
だから、泣かずにさよなら言うね。



       「ぽんぽこちゃん  ありがとう!」

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ハンニバル ライジング

2007-09-04 | 映画ドラマ
このシリーズの4作目で、ハンニバル・レクターが
怪物と呼ばれる存在になった悲しい理由が描かれている。
借りようかどうしようか迷った挙げ句、手に取ってしまったことを
やはり後悔している。

思った以上に猟奇的部分が生々しく、評にあったとおり日本人女性
レディ・ムラサキの美しくも不自然な崇拝の儀式?等残念な箇所も多い。

ただ、風景のとらえ方の素晴らしさは、まるで美しい絵画を観るようだ。
目を覆うようなシーンが、それと交互に映し出されるので、
両極端な映像に、心はより乱れ鼓動が速くなる(要するに心臓に良くない)
やはり最初の「羊たちの沈黙」が、シリーズの中、一番の傑作かと。

で、昨夜はあまり眠れなかった。
心臓に良くない映画を観てしまったせいもあるだろうけど、
ぽんぽこちゃんが、やはり昨日も居なかったことが気になっている。
あの子はいつも繋がれっぱなしで、散歩させてもらっているのを
今まで誰も見たことがない。
多分、きっと、散歩なんかじゃない・・。

バケツに干からびた花が二つ、無造作に入れてあるのを見て
不安が湧き上がるのを振り払い、そのお宅のブザーを押してみたけど
何の反応もない・・・。
あの日、すがるような目で私を見たぽんぽこちゃんの顔が頭の中で
ぐるぐると巡っては悪い想像を打ち消す、長い長い夜だった。
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志村動物園

2007-09-02 | 絵・アート
昨日は急な外出で、録画予約で「志村動物園」を観た。
ヤキモチをやくパン君を見て、大昔、サーカスから逃げてきた
チンパンジーに抱きつかれた時のことを思い出した。

たまたま隣の公園でくつろいでいた私に向かって、大急ぎで助けを求めて
来たところを、追いかけてきた調教師さんに連れ戻されそうになって
私に抱きついたあの子のこと。悲しそうに泣く声で、動物たちにも
感情があるということを、あの時思い知らされた。

だから、私は動物をからかって楽しむのも嫌だ。
動物を商売に使うのも悲しい。悪徳ブリーダーによる大量生産の挙げ句、
モノのように廃棄したり、買っても飽きたら簡単に捨て、虐待する人もいる。

太郎君を助け慈しみ、健気に生きる姿に触れさせることで
生きる意味を見失う大人や子供達に、言葉では敵わない命の意味を教えて
いる先生やスタッフの皆さんは、素晴らしいお仕事をされていると思う。

これまで占いや霊感のようなものは一切信じなかった私が、ハイジやその前の
ジョイスなど動物の心を読む人のことを信じられるのには理由がある。
私も動物限定だけど、その目を見れば少しだけ気持ちが分かるから・・。
でもハイジたちの力はそれとは違う、動物の心をイメージとして捉える
特殊な能力があるからだろうと、昨日の放送を観て思った。

番組の中でハイジが語った、手術前に太郎君が「安楽死のイメージ」を
先生たちから感じてしまったということ。
そう、彼等(動物)は人間の心を感じるのかもしれない。
太郎くんが小森先生を見るその目は、相手を心から信頼しているまっすぐな目だ。
動物には嘘はつけない。

先日転載させていただいたタロー君の画像を見ていて思い出した、以前描いた
友人の娘さんが飼っているわんこと、きなこちゃんという捨て猫とのツーショット。
ちょっと似ていませんか?(笑)

    
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