10月4日文学座アトリエで、マロリー・ブラックマン原作、ドミニク・クック脚色「カラムとセフィーの物語」を観た(演出:高瀬久男)。
1962年生まれのアフリカ系英国人女性が10代向けに書いた小説の戯曲化。
とある国に多数派のクロス人と少数派のノート人が対立しながら暮らしている。前者の肌は黒く、後者のは白い。白い肌のノート人がここでは差別される側だ。
幼なじみの黒い肌のセフィー(渋谷はるか)と白い肌のカラム(亀田佳明)との間に恋が芽生えるが、社会は彼らを引き裂こうとする・・・。
客席の真ん中の空間を使った、相変わらず飾り気のない舞台。直球勝負の真摯な演技。文学座は本当に好感の持てる劇団だ。
誰かがテレビのリモコンをつかみ虚空に向けて押すと、いきなりでかいテレビリポーター(上川路啓志)が目の前に現れてしゃべり出すのが面白い。しかもこの人の声が張りがあって素晴らしい。筆者は時々役者のセリフが聞き取れなくて困ることがあるが、世の中の役者が皆この人のような声だったらどんな大きな舞台でも問題なく聞き取れるだろうに、と思った。小さい舞台にはもったいない声だ。
渋谷はるかはいつもながらの熱演。これからも彼女の成長を見続けようと思う。
途中ロミジュリのようなすれ違いから決定的な破局へ。
だがセフィーが最後に取った行動は理解し難い・・・。
原題は“ Noughts and Crosses ”で、これはイギリスのゲームの名前だそうだ。
1962年生まれのアフリカ系英国人女性が10代向けに書いた小説の戯曲化。
とある国に多数派のクロス人と少数派のノート人が対立しながら暮らしている。前者の肌は黒く、後者のは白い。白い肌のノート人がここでは差別される側だ。
幼なじみの黒い肌のセフィー(渋谷はるか)と白い肌のカラム(亀田佳明)との間に恋が芽生えるが、社会は彼らを引き裂こうとする・・・。
客席の真ん中の空間を使った、相変わらず飾り気のない舞台。直球勝負の真摯な演技。文学座は本当に好感の持てる劇団だ。
誰かがテレビのリモコンをつかみ虚空に向けて押すと、いきなりでかいテレビリポーター(上川路啓志)が目の前に現れてしゃべり出すのが面白い。しかもこの人の声が張りがあって素晴らしい。筆者は時々役者のセリフが聞き取れなくて困ることがあるが、世の中の役者が皆この人のような声だったらどんな大きな舞台でも問題なく聞き取れるだろうに、と思った。小さい舞台にはもったいない声だ。
渋谷はるかはいつもながらの熱演。これからも彼女の成長を見続けようと思う。
途中ロミジュリのようなすれ違いから決定的な破局へ。
だがセフィーが最後に取った行動は理解し難い・・・。
原題は“ Noughts and Crosses ”で、これはイギリスのゲームの名前だそうだ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます